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就活の自己PRなどで「自分をあらわすキャッチフレーズを教えてください」と質問されることがありますよね。自分をあらわすキャッチフレーズと言われても、何を言っていいかわからず困りますよね。
しかし、「自分を的確に表現できる一言」があれば、あなたの良さが人事に伝わりやすくなり、就活でとても有利になります。
逆に「協調性があります」「行動力があります」のようなありきたりなキャッチフレーズでは、凡庸に見え、他の就活生の中に埋もれてしまうでしょう。
では、どうすれば自分を表現するキャッチフレーズを見つけられるのでしょか?ダイナポイントをご紹介します。
企業に合わせ過ぎないこと
第一に注意するべきポイントがあります。それは「企業の好みに合わせ過ぎないこと」です。学生の中には
と企業の好みに合わせて「キャッチフレーズ」を考えてしまう人がいます。確かに企業の求めているものを意識するのは大事ですが、自分の本質にないものをアピールしても説得力のあるPRは出来ません。
リーダーシップのあまりない人が、無理に企業の好みに合わせて
と書いても、面接で突っ込まれ、「なるほど、どのくらいの規模のゼミだったのですか?」「え…5人です…」「他に『巻き込む力』を発揮した経験は?」「いえ…え…と‥」となり、瓦解してしまいます。
自分を表現するキャッチフレーズは簡単には見つかりません。自分の過去をしっかり振り返ることではじめて見つかります。
あなたの面接力はどのくらい?
面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?
それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
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1.過去の経験を掘り下げる
キャッチフレーズを見つけるには、自分の特徴を理解することです。「自分の一番の特徴」を把握するために、過去の経験を洗い出してみましょう。
真剣に取り組んだ活動の中には、あなたの良さ・特徴が現れているはずです。たとえば、「人を巻き込む力」が特徴の人は、様々な箇所で「巻き込む力」を発揮しているでしょう。
過去の経験をいくつも洗い出せば、自分の特徴を探す材料が手に入ります。具体的には、
- 中学・高校・大学時代について、「自分なりに考えて行動した」「真剣に打ち込んだ」「努力した」経験を箇条書きで棚卸していく
- それぞれの経験について、「なぜ頑張れたか?」「どんな風に取り組んだのか」を箇条書きにしていく
この2つのポイントを意識して過去の経験を掘り下げましょう。
2.共通する要素を探す
次に、過去の体験を分析し、それぞれの経験で『共通する行動パターン』『共通して発揮されている性格』を見つけていきましょう。
複数の経験を通じて発揮されている「行動パターン」「性格」は、あなたの特徴をあわらす『キャッチフレーズ』のヒントになるはずです。
たとえば、「最後まで折れない」という性格の人なら、中学・高校・大学の様々な場面で「最後まで折れない」という特徴が発揮されているはずです。
複数の「打ち込んだ経験」の中で共通して発揮されている特徴・行動パターンを見つけましょう。
3.簡潔でインパクトのある表現を探す
2でわかった「複数の経験の中で共通して発揮されている特徴・行動パターン」が「あなたを最も的確に表現する一言」を見つけるヒントになるでしょう。
では、次に2でわかった「自分の特徴」を、的確に表現する一言を探しましょう。たとえば、
- 私は「できない理由を考える前に、できる方法を探す」人間です。
- 私は、たとえ結果が出なくても努力を続けられる人間です。
- 私は、自分にムチを打ち、常に前進していく人間です
このように、あなたの長所が一言で伝わるキャッチフレーズを見つけていきましょう。キャッチフレーズの文字数は、20文字程度に押さえるようにしましょう。短ければ短いほど、良いです。
4.ありきたりな表現を避ける
「自分をもっとも的確に表現するフレーズ」ですから、安易に考えてはいけません。たとえば、以下のような表現は避けましょう
- 私は忍耐力があります
- 私は行動力があります
- 私は協調性があります
このような表現です。これは長所であって「キャッチフレーズ」にはなっていません。しかも、表現が抽象的すぎて、「あなたを的確に表現する」ことが出来ていないのです。
同じ忍耐力でも「辛いことも楽しむことができる」忍耐力なのか、「高い目標を見据えて、辛いことを乗り越えられる」忍耐力なのか…で全然違いますよね。人事が知りたいのは「あなたの特徴」ですから、「忍耐力」のような言葉では何も伝わらないのです。
行動力をアピールするにしても、
- A.私は行動力があります
- B.私は「できない理由よりもできる方法を探す」人間です
Bの方が、「どんな人なのか?」が伝わりますよね。安易な表現に逃げずに、自分を的確に表現するワードを考え抜きましょう。
また、比喩表現でも使い古された表現はやめておきましょう。たとえば、
このような表現です。悪くはないのですが、使い古されすぎています。安易に使うと「またこれか…」と思われてしまうリスクがありまう。
5.他己分析であっているかを探す
自分のことは中々自分ではわからないものです。一所懸命にキャッチフレーズを探しても、的はずれな内容を書いてしまっていることがあるでしょう。この的外れを防ぐには、
これが一番の確認方法です。「自分をあらわすキャッチフレーズとして、xxxだと思うんだけど、どうかな?」と確認してみるのです。
良いフレーズならば「確かに!」と肯定的な反応が得られるでしょう。逆に、的はずれなフレーズなら「うーん…」とイマイチな返答がくるはずです。
他人に確認して「そのフレーズが本当に自分を表現するフレーズなのか?」を考えてみましょう。