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内定承諾書を送付する場合、これからお世話になる相手への感謝の想いをこめて、添え状をつけておくのが一般的です。
しかし、内定承諾書の添え状を書いたことがある人は少ないですよね。何を、どう書けばいいかわからず、悩みますよね。
でも、大丈夫。添え状を書いたことがない人でも1分で書き方がわかるように、わかりやすい図解をもとに、内定承諾書の添え状の書き方を解説していきます!
添え状とは?
添え状とは、履歴書や職務経歴書を企業へ提出する際に同封する送り状のことで、書類を送付する際の表紙の役目を果たすものです。
内容自体にはそこまで大きな意味を持つことはありませんが、返送などの際に添え状をつけることで、ビジネスマナーがしっかりとしているという印象を持っていただくことが出来るため、内定承諾などの大事な意思決定の際には付けた方が良いでしょう。
添え状には、「日付」、「宛名」、「自分の名前と連絡先」、「件名」、「本文」、「同封書類」をしっかりと書いて、「誰が、何のために、何を送ったのか。」がはっきりと分かるようにしておきましょう。
内定承諾書を書く際には忘れずに添え状を書いて、企業の人事部や担当の方が分かりやすいような書類を送ってみてください。
内定承諾書の添え状を書く時の7つのポイント
手書き?印刷?
内定承諾書に添付する添え状は、手書きで作成する方が良いのでしょうか、それとも印刷で作成したものでも良いのでしょうか。
基本的に添え状はビジネスマナーの形式として行うものですので、印刷のものでも全く問題はありません。
印刷で作成をする方がかえって誤字脱字が減り、全体の構成としても整頓されますので、見やすさを重視する場合は印刷で作成をすることがベターでしょう。
一方で、人事の方にお世話になり、どうしても感謝の気持ちを手書きで伝えたいという場合や、手書きに自信があり、丁寧さをアピールしたい場合などは、手書きで作成することも全く問題ないです。
誤字脱字などに気をつけて、丁寧に文字を書き、気持ちが伝わるような添え状を書いてみてください。
用紙のサイズや気を付ける点は?
内定承諾書に添え状を添付する際、用紙のサイズは基本的に内定承諾書と同じものを使うことが好ましいです。
もし内定承諾書と同じサイズの用紙がないという場合は、一回り小さいものを使ってもマナー違反にはなりませんが、極端に小さい場合は肝心の内容が読みにくいという問題が起こってしまいますので、添え状として機能する範囲で用紙を選んでみてください。
また他に気をつけるべき点としては、紙質やデザインなどが挙げられます。
パソコンで作成する際は、基本的に白い無地の紙の上に印刷することが良いとされていますが、手書きの際に白い無地の紙では書きにくいという場合は、便せんなどを使用しても良いでしょう。
基本的には一般のマナーに従うことが無難と言える添え状ですが、デザイン会社やクリエイティブが求められる会社では自分のカラーやオリジナリティを出してみても良いかもしれません。
ぜひ自分で考えて、良い添え状を作成してみてください。
図解でわかる!内定承諾書の添え状の書き方
内定承諾書の添え状の書き方を図解をもとに解説していきます。以下の画像を見れば、すぐに内定承諾書の添え状の書き方が掴めるでしょう。(スマートフォンの方は画像をクリック・ピンチで拡大)
あなたの就活力はどのくらい?
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内定承諾書の添え状を書く時の7つのポイント
では、具体的に内定承諾書の添え状の書き方を解説していきます。
1.手紙の書き出しルールを守る
手紙を書き始める際には「拝啓」から始めるのが一般的なマナーです。
本文の最初は季節にあわせた挨拶から始めます。挨拶は「初夏の候」「初秋の候」と季節ごとに異なります。このサイトを見て、季節にあわせた挨拶を選びましょう。
2.最初に内定への御礼と感謝の気持ちを述べる
まず最初に内定をいただいたことへのお礼をしましょう。ビジネスの文章では、お礼をするべきことがある際は、最初に触れるのがマナーです。
次に、内定をいただいたことへの感謝の気持ちを書きます。
3.入社までの抱負・決意を語る
一日でも早く貴社に貢献できるように、就業までの期間も、一生懸命に努力して参ります。
特に、面接でご指摘を頂いた英語力不足につきましては、入社までに克服できるよう、研鑽をしていく所存です。
「入社までの抱負」を書きます。入社するにあたり、今後の大学生活をどう過ごして行きたいか?決意を語りましょう。
決意・抱負を語ることで、人事にあなたの熱意を伝えられます。何か苦手分野がある時は、その克服を目指す旨を書くと、書く内容が見つかりやすくなるでしょう。
4.これからお世話になる旨を書く
これからお世話になる相手への決まり文句です。長期的な関係が予想される相手への手紙へはこの表現を使います。
5.手紙の要旨を書く
添え状の場合、手紙の要旨(内定承諾書を同封した、履歴書を同封した)は最後に触れます。
添え状は「書類を送付するにあたり、あなたの想いを伝える」のが目的ですから、本題は最後に触れます。
6.書面でお礼をする時の決まり文句を使う
書面でお礼をする時は、「また直接会った際にお礼を申し上げます」との念を込めて、この表現で〆るものです。
7.手紙を〆る時のルールを守る
手紙を書いた日付を記入します。
所属組織と名前を書きます。就活生は「大学名」「学部」「名前」を書きましょう。
添え状では、相手の宛名は最後に書きます。相手への敬意を表するために、相手の宛名は大きな文字で書きましょう。
そもそも内定承諾書に添え状は必要なのか?
そもそも「内定承諾書に添え状なんて必要なの?面倒だから嫌なんだけど…」と思う方もいるかもしれません。結論から言えば、入れておくべきです。フォーマルな書類のやりとりでは、添え状・送付状を入れるのが基本です。内定承諾書のような重要な書面のやりとりでは、添え状を入れるのがビジネスマナーです。
また、これからお世話になる会社ですから、好印象を与えて損ということはありません。丁寧な添え状を書いて、人事の印象を良くしましょう
添え状が不要なパターン
基本的に、ビジネスシーンにおいて何か書類を送付する際は、添え状を添付することがビジネスマナーとされています。
内定承諾書についても、いくら学生の身分であるとはいえ、これから社会人になるための最初の1ステップであると言えますので、ほぼ不要なパターンはないかもしれません。
考えられる可能性は、対面で直接内定承諾のサインをする場合や、オンラインやWeb上で意思決定をする場合です。
内定承諾書を対面でもらい、その場でサインして契約をするという場合には、そもそも郵便をする必要がありませんし、Web上で何かしらの意思決定をする時に、添え状を送るというのは無理な話ですよね。
したがって、郵便にて内定承諾書を送付する場合には、ほぼ添え状が必要であるということが言えます。