はじめに
もうみなさんは既に知っているように、就活は大変です。面接に落ちても、なぜ失敗したかわからず、どんな風に努力すれば結果を改善させられるのかもわかりません。
上手く就活を乗り越えても、より厳しい挑戦が待っています。会社に入ってからが本番です。勉強すれば良い学生時代と違い、社会にでると、結果を出さなければなりません。ビジネスで結果を出す方法を教えてくれる大学の授業はあまりありません。
仕事を頑張っても、その会社がずっと安泰かというと、そうでもない。栄光を極めた会社が潰れることは当たり前にある。だから、どういうキャリアを歩むかも考えなければなりません。
このように、「普通に生きる」ことすら難しい時代です。そんな世界を乗り切るにはどうすればいいか?答えはありません。しかし、ヒントならあります。本の中に。
読書とは、私達よりもはるかに優れた専門家の、何年もの知恵の産物を、たった数時間で手に入れることができる、魔法です。本から知恵を取り入れれば、たとえどうすればいいかわからない時代でも、自分で正解をつかみとっていけるようになるでしょう。
ただ、本を読めばいいというわけではありません。役に立つ良書を読みましょう。そこで、学生が就活を乗り越え、社会で戦うために必ず役に立つ本を50冊まとめてご紹介します。
→就活の地力をつける
→就活対策をする
→キャリアを考える
→社会を知る
→社会人として生きるために
→本当に役立つ!ベスト教養書
人気企業内定者のESを参考にしよう
大手企業に内定した先輩方は、どのようなESを作成したのでしょうか。内定者の回答から、どのような考え方、アピールをしているのかを把握しましょう。
「内定者ES100社まとめ」では、なかなか見ることのできないESを100社分ご用意しました!
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就活の基礎力をつける
単純なテクニックだけでは就活突破は難しいものです。ビジネスで成果をあげるための本質的な能力は、日々の生活でこそ鍛えられます。ビジネスパーソンとしての土台をつくる良書を紹介します。
考える力…世界一やさしい問題解決の授業
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 237
あなたがどんな職業につくとしても、身につけなければならない能力があります。それが問題解決能力です。ビジネスとは、目の前の問題を解決することです。
たとえば、あなたが広告マンになるのなら、「クライアントの商品を世間に伝える」という問題を解決しなければなりません。問題を解決する能力はすべてのビジネスに必要です。
この本は、イェール大学・マッキンゼーの著者が、問題をいかに解決するか?をやさしく教えてくれます。内容も非常にわかりやすく、中学生でもロジカルシンキングを使った問題解決力が理解できる構成になっています。
学ぶ力…受験脳の作り方
新潮社 (2011-11-28)
売り上げランキング: 2,415
勉強は大学を卒業しても続きます。どんな職業につくにせよ、学び続けることが求められない仕事はありません。私たちは、仕事で成果を出すために、知識・技能をアップデートしなければならないからです。
この本は、日本を代表する脳神経学者である著者が、「脳科学的に正しい勉強法」を教えてくれます。どの方法にも脳科学的な根拠があるので、現時点で読める「もっとも確実に効果のある勉強法の本」だといえるでしょう。
読書の力…ロジカルシンキング・リーディング
ベストセラーズ
売り上げランキング: 213,159
読書をしていく人としない人では、知的な体力に大きな差が付きます。読書をする人は、自分の経験していないことも糧にできますが、読まない人は自分の経験したことしか糧にできません。変化のスピードが速い時代では、読書によって素早く知識を吸収しなければなりません。
この本はコンサルタント出身の著者が書く「最も合理的な読書術」の本です。「本は全部読まなくていい」「テーマを決めてまとめ買いしよう」…仕事で必要な知識を素早く吸収するための超効果的な方法が目白押しです。
伝える力…一瞬で大切なことを伝える技術
かんき出版 (2011-11-09)
売り上げランキング: 189,209
「就活では、コミュニケーション能力が大事」とはいうけど、どう身につければいいかわかりませんよね。社会で求められるコミュニケーション能力とは、「論理的にメッセージを伝える能力」です。論理的にメッセージを伝える能力は、仕事をする以上かかせません。
元BCGの著者が書いたこの本は「何が重要かを伝える」「他との差を伝える」という超シンプルな原理だけで、論理的に考え、伝える方法を教えてくれます。
この原理を知っているだけで、あなたの自己PR・志望動機…あらゆるメッセージのわかりやすさがぐっと向上するはずです。
書く力…伝わる!文章力が身につく本
高橋書店
売り上げランキング: 11,407
「わかりやすい文章を書く」これはホワイトカラーの仕事につくならば、必ず身につけなければならない能力です。ITによるコミュニケーションが増加していますから、文章ベースのコミュニケーションの機会はより増していくでしょう。だから、文章力は誰しもに必須のスキルです。
この本は「ダメな例」と「良い例」をBefore,Afterで提示し、わかりやすい文章の書き方を教えてくれます。改善例と失敗例が交互に示されるので、どう書けばいいかがイメージしやすい点が優れています。素早くわかりやすい文章の技術を身につけられるでしょう。
発想する力…アイデアのつくり方
創造的なアイデアはどの職業にも必要です。
この本の中で繰り返し述べられる「アイデアとは、既存のものと既存のものとの新しい組み合わせである」という指摘さえ知っておけば、アイデアを考えることに不安はなくなります。
アイデアを生み出す仕事につきたい、全ての人にオススメの本です。
意志の力…スタンフォードの自分を変える教室
大和書房
売り上げランキング: 1,744
1日中テレビを見ていて成功した人はいません。1日中、Twitterをしていては成功なんてできません。自分を伸ばそう、変えようとするならば、何かを我慢して、やるべきことをコツコツ続けなければなりません。誘惑を我慢して、やるべきことを続けるためには「意志の力」が必要です。
この本は、スタンフォード大学の教授である著者が、科学的に正しい「意志の鍛え方」を伝授してくれます。変わるぞ!と決めても3日坊主で終わって「私って意志が弱いな」と感じたことのある人は絶対に読むべき本です。
意志が強くなり、自分の決めたことをコツコツと実行できるようになります。
プレゼン力…仕事ができる人の5日で身につく「伝える技術」
東洋経済新報社 (2018-06-13)
売り上げランキング: 964,785
プレゼンとは、自分の主張を伝えて、相手を説得することです。ホワイトカラーならば、プレゼンが必要のない仕事はほとんどありません。就職活動も自分の良さを伝えて相手を説得する「プレゼン」です。
この本を読めば、プレゼンに心配をすることはなくなるはずです。どんな言葉で伝えればいいか、どんな順番で話せばいいか、身振り手振りをどうするか、緊張しないにはどうするか…プレゼンに必要なあらゆる知識が手に入るでしょう。
就活対策をする
雨後のタケノコのような勢いで出版される就活対策本。だけど、多すぎてどれを買ったらいいか迷ってしまいますよね。そこで、就活対策書の中でも、選りすぐりの良書を紹介します。効果的な就活対策ができるようなるはずです。
就活ES…履歴書・エントリーシートの極意
U-CAN
売り上げランキング: 1,275,209
元NHKのアナウンサーが書いたエントリーシート対策本です。就活ゼミを開いて、多くの学生を指導している著者ならではの、実践的な内容です。
どうやったら大多数のエントリーシートの中で目立つことができるのか?普通の経験しかしていない人が魅力的な自己PRをするにはどうするか?等、普通の学生がエントリーシートを磨き上げるために役立つ指針が満載です。
就活面接…内定勝者 面接編
PHP研究所
売り上げランキング: 911,284
面接に勝つには、ただ頑張って自己アピールをすればいいわけではありません。相手の企業が何を求めているのか?を理解しなければ、効果的なアピールはできません。
この本は、企業の求めているものを見極めて企業が思わずあなたを採用したくなる面接を行う方法を教えてくれます。内定者の面接事例も多数収録されているので、自分の面接の様子と比較すれば、面接の指針が見つかるでしょう。
グループディスカッション…ロジカルディスカッション
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 15,985
現状、出版されている本の中で、最も詳しく、使えるディスカッション術の本です。
議論をどうやってまとめるか?対立をどうやって回避するか?どんな図表を書けば議論の整理ができるか、アイデアが生まれるディスカッションにするにはどうするか…生産的なディスカッションを行うための全てが詰め込まれています。
メンタルヘルス…脳を鍛えるには運動しかない
NHK出版
売り上げランキング: 681
就職活動生の7人に1人が「就活うつ」に陥るそうです。どうすればいいかわからないまま「お祈り」という結果だけが伝えられる環境は、つらいものです。心が折れてしまえば、就活を続ける気力もなくなってしまうでしょう。
心を強くするにはどうすればいいか?運動をすればいいのです。本書によれば、運動はうつ病薬と同等の抗鬱効果があります。
さらに、運動には記憶力を伸ばし、創造性を引き出し、頭の回転を早くし、性格を明るくし、注意力を向上させ、集中力を高める力があります。
運動はまさに魔法の薬なのです。この本は、脳科学の様々な研究を紹介しながら、「運動がいかに脳にいいか」を教えてくれます。就活にくじけない心をつくるために、運動をしましょう。
キャリアを考える
就活はあくまでスタート地点です。どの会社に入るかよりも、あなたがどんな仕事人生を送るのかが重要です。就活に対する努力と同じくらい、良いキャリアを歩む方法について考えておく必要があります。良いキャリアの指針になる選りすぐりの良書を紹介します。
プロフェッショナルの条件
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 4,264
ドラッカーの本の中でも、もっとも読みやすく、もっとも普通の私たちに役立つ本です。
成功するための仕事の選び方、自分の才能の活かし方、成果のあげ方、優先順位のつけ方、時間の使い方、成長の仕方・・・職業人として成長していくために必要な指針にあふれています。数々ある仕事論の本をあさり読む前に、この本を読んでおけば、間違いはありません。
さぁ、才能に目覚めよう
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 3,428
ドラッカーは「成功するキャリアをつくるには、強みに集中することだ」と指摘しています。だから、就活をする前に、「自分の才能とは何なのか?」を知る必要があります。
では、強みを知るにはどうすればいいのか?この本を読めばいいのです。自分の強みがわかる「ストレングスファインダー」テストを通して、自分が本当に得意なことを見つけられます。(ストレングス・ファインダーテストは一冊につき一回しか受けられないため、中古はおすすめしません)
天才!成功する人の法則
突出した業績をあげる『天才』は、なぜそこまですごくなったのか?ともすると、私たちは「才能があるから」と結論づけてしまいます。しかし、実際に重要なのは、才能ではなく、周りの環境と本人の努力なのです。
この本は、様々な才能についての研究を引用しながら、「人工的に天才をつくる方法」を教えてくれます。もちろん、自分自身にも応用可能です。
本書を読めば、努力と工夫によって、自身の能力を『天才』にまで引き上げられるかもしれません。
キャリア・デザイン入門
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 175,409
終身雇用が崩壊しつつある現在、誰もが自分のキャリア設計を考える必要があります。リクルートワークス研究所の所長が書いたこの本は、良いキャリアを歩む指針を与えてくれます。
この本の特徴は、年代ごとにとるキャリア戦略がまとめられいることです。
たとえば、20代は「筏下り…滝を筏で下るように、とにかく目の前の課題を必死にクリアして、仕事の基礎力をつける」、30代は「山登り…20代の経験から、自分に何が向いているのかを見極め、どんな能力を伸ばしていくか?どんなプロとして行くていくかを決め、その能力を伸ばす」といった具合です。
その時、その時の指針を与えてくれる本書を就活前に読んでおけば、他の人より有利な職業人生が歩めるはずです。大学生は必読。
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪
文藝春秋
売り上げランキング: 80,339
ブラック企業には入りたくない!と思っている学生は多いはずです。しかし、ほとんどの学生がブラック企業の見抜き方を知りません。たとえば、ユニクロや楽天がブラック企業だと知っていましたか?おそらく、知らない学生の方が多いはずです。
この本は、数千件の労働相談をこなしてきた著者が「ブラック企業の見抜き方」「ブラック企業との戦い方」を教えてくれます。ブラック企業にはまり込まないために、必読の本です。
労働法のキモが2時間でわかる本
数学や社会を勉強するよりもずっと重要なのに、学校で教えてもらえない知識があります。それが、労働法の知識です。労働条件については、経営者と労働者は対立関係にあります。経営者は、労働者の待遇をできるだけあげずに、熱心に働かせたいと思っているからです。その戦いで搾取されないためには、労働法の知識が絶対に必要です。
実際、社会では「残業を請求できる権利があるのにしない」「クビにされる要件を満たしていないのにクビにされる」等、労働法の知識を知らないばかりに、経営者の食い物にされている労働者がたくさんいます。
自分の身は自分で守りましょう。この本は、労働法の知識の中から、働く私達に必要な知識をピックアップして教えてくれます。解説もわかりやすく、短時間で労働法がマスター可能です。
就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条
講談社
売り上げランキング: 114,960
元マッキンゼーのトップコンサルタントだった著者が、最も実態に即した仕事選びの方法を教えてくれます。
「自分が同期の上位2割に入れるように、志望企業のレベルを下げなさい。上位企業の下位2割にはいるより、下位企業の上位2割に入る方が仕事の経験がつめるから」等、普通の就活本には絶対に書いていない効果的なアドバイスがのっています。
就活エリートの迷走
売り上げランキング: 154,183
本書によれば、就活対策を万全にして納得のいく内定を勝ち取った学生ほど、入社後、会社の仕事に満足していません。つまり、死ぬ気で勝ち取った仕事に満足できなくなってしまっているのです。
なぜ満足のいく内定をとった人ほど、会社生活に不満足になってしまうのでしょうか?この本は、就活を頑張りすぎることが、職場での不適応を引き起こす理由を教えてくれます。
就活の常識になっている「自己分析」「理想のキャリアプランをつくる」がいかに有害かわかるでしょう。
社会を知る
私たちの仕事は、社会の一部です。だから、その社会についてよく知っておく必要があります。日本の社会はどうなっているのか?どう変わっていくのか?世界はどう変わるのか?仕事のあり方はどう変わるのか?そんな洞察を与えてくれる良書を紹介します。
フラット化する世界
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 37,749
グローバル化する社会を生き残るには、これから世界がどのように変わっていくのか?を知っておく必要があります。
この本は、世界がいい意味でも悪い意味でも「フラット(平ら)」になることを教えてくれます。『途上国の安い労働力と競争しなければ職にありつけない』というグローバルレベルでの椅子取りゲームが始まりつつあります。
本書を読めば、フラット化する世界で、雇用は、企業はどのように変わっていくか?が理解できます。中古は非常に安くなっているので、お買い得です
2050年
売り上げランキング: 39,802
良い未来を生きるために、これから何が起きるかを予想しておくのは悪いことではありません。この本は、英経済誌「エコノミスト」が数々の識者の見解をまとめあげ「2050年の未来はどうなるか」を大胆に予測した本です。
たとえば、日本は「高齢化、人口減少、労働人口の低下、毎年GDPが1%減る」など、かなり悲観的な予測がされています。これらの情報を頭にいれて、将来を描く人とそうでない人では、大きな差が生まれるはずです。未来を予想しましょう。
軋む社会—教育・仕事・若者の現在
河出書房新社
売り上げランキング: 282,587
若年者の雇用はどんどん悪化しています。テレビで見る「上手くいかない若者」に私達がならない可能性はゼロではありません。だから、若者の雇用問題の本質を理解し、問題に対処できるようにしておく必要があります。
この本は、若者をとりまく雇用問題をまとめて論じている良書です。やりがいを餌に若者を労働的に搾取する『やりが搾取』や、仕事のやりがいが人生の目的と一体化して過酷な労働をしてしまう『自己実現型ワーカホリック』など、若者の雇用問題を考える上で、大事な視点を提供してくれます。
日本の雇用と労働法
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 32,707
日本で働くつもりならば、日本の雇用慣行について知っておく必要があります。この本は、欧米と日本の雇用は何が違うのか?非常にわかりやすく解説してくれます。
この本によると、日本の会社は従業員に、「能力があること(ジョブ)」を求めるのではなく「家族の一員になれること(メンバーシップ」を求めるといいます。日本で働くためには、能力をアピールするだけでなく、「家族の一員になれる」こともアピールしなければならないのですね。
日本の『異様な』雇用慣行のあり方がわかる良書です。
僕は君たちに武器を配りたい
「頑張れば成功できる」時代は終わりました。単純労働をいくら頑張っても、私たちの10分の1の人件費で頑張る途上国の人材に勝てません。
専門技能を磨いても、ITに代替されてしまうでしょう。実際、会計士、税理士、弁護士の年収はどんどん低下しています。
では、これからの時代はどうやって人生を戦っていかなければならないのか?その答えを、マッキンゼー出身の京大講師が教えてくれます。グローバル時代に勝ち残るための武器を手に入れましょう。
年金は本当にもらえるのか?
筑摩書房
売り上げランキング: 282,958
今の学生が60代になるときには、日本の労働人口は大幅に減少し、2人に1人が高齢者の時代が来ます。(出生率から人口動態はかなり正確に予想可能だからです)
今の年金は、「若い世代が老人を支える」システムです。したがって、将来的に必ず限界がきます。この本は、年金システムの問題点についてわかりやすく解説しています。
読めば、年金のシステムがいかに頼れないかがわかるはずです。働くと、年間20万円以上投資することになる年金という金融商品、詳しく知っておいて損はありません。
社会人として生きるために
就活の結果は人生を決めません。会社に入った後にどう活躍するかが、みなさんの人生を決めるのです。社会人として活躍するための知恵を与えくれる良書を厳選してご紹介します。
残念な人の仕事の中身
大和書房
売り上げランキング: 292,255
「仕事ができる」の定義は仕事によって変わります。しかし、「仕事ができない」のパターンはどの仕事でも共通します。
本書は、大規模な調査によって、「どの会社でも必要とされない人」の特徴を教えてくれます。「当事者意識がない」「仕事を一人で抱え込む」「自分の役割がわかっていない」等の、仕事で評価されない人の実態を紹介しながら、その解決法も提供してくれます。
ザ・ベリー・ベスト・オブ反面教師本。何か仕事で壁を感じたら、読んで自分を改めるのに最適です。
権力を握る人の法則
日本経済新聞出版社 (2014-01-08)
売り上げランキング: 6,650
あなたがフリーランスや自由業ではなく、会社人として組織の中で生きるならば、絶対に読んでほしい本です。組織の中で、権力を握る方法を教えてくれます。
多くの人が勘違いしていますが、仕事ができる人が出世するわけではありません。「仕事ができる」と人事権を持つ人間に思わせた人が出世するのです。スタンフォード大学の著名教授が書いたこの本は、キレイ事を一切抜きにして、「会社組織で成功する方法」を教えてくれます。
たとえば、「結果は関係ない。上司が気にしていることを気にかけろ。上司が気に入るような仕事をしよう」等、普通のビジネス書には書いていないエグいアドバイスが満載です。
会社組織の中で働くビジネスパーソンには必読の本です。
イシューからはじめよ
売り上げランキング: 371
マッキンゼー出身の著者が、平均の10倍の生産性がある人達は何が違うのか、彼らの知的生産技術を明らかにする本。
全ての問題を解決しようとするのではなく、「そもそも何に取り組むべきか(論点)」を決め、問題に対処する「イシューからはじめる」アプローチは、全ての知的労働者に役に立つでしょう。
人を動かす
創元社
売り上げランキング: 1,221
ロジックだけで仕事が上手くいくわけではありません。正しいことを考えても、それを実行できなければ意味がないからです。仕事をうまく回すには、人を動かす方法についてよく知っておかなければなりません。
この本は、人間関係についての優れた洞察であふれています。半世紀以上にわたり売れ続けている本だけあって素晴らしい内容ばかりです。たとえば、
人を好意を得るには、その人自身のことを話題にすることだ
議論から利益を得るただ1つの方法は、議論を避ける事である
このような人間関係についての優れたアドバイスが本の中に散りばめられています。古い本ですが、その知識は一切古びていません。だからこそ、長い間、ベストセラーであり続けているのですね。
若い時ほど自分視点のコミュニケーションをとりがちです。この本を読み、他人視点のコミュニケーションスキルを身につけましょう。
凡人のための仕事プレイ事始め
ほとんどの人にとって、仕事人生は楽しみにあふれたものではありません。
しかし、ビジネス書を読むと、仕事最高!全ての仕事は素晴らしい!成長!成長!ウィン!ウィン!。ほとんどのビジネス書はこの調子です。どうしても白けてしまう。
この本が素晴らしいのは「仕事の現実」をちゃんと伝えているからです。どれだけ頑張っても、クライアントの一声で簡単にひっくり返される、努力は報われるとは限らない。仕事を頑張る理由は「上司に怒られないため」…会社説明会では教えてくれない「仕事のホント」をあますことなく暴露しています。仕事は基本クソッタレ。
でも、そんな仕事にも素晴らしいことだってある。仕事の「クソッタレ」な面にも言及しつつ、それを乗り越えて仕事の素晴らしさを謳い上げるラストは感動すらします。現時点で最も地に足のついた「仕事論」の本です。普通の私達が、仕事を頑張る気持ちを取り戻せる良書です。
幸福優位7つの法則 ハーバード式最新成功理論
売り上げランキング: 2,529
私達が仕事を頑張るのは、仕事で成功し、お金を得て、「幸せになりたいから」でしょう。しかし、この本は、「幸せになりたいから仕事を頑張る」のは間違っていると主張します。なぜなら、「成功すると幸せになるのではなく、幸せになると成功する」ことが最新の科学的研究によって証明されているからです。
人は幸せな状態になると、驚くほど生産性があがります。たとえば、この本によれば、医者に診察前にキャンディーをあげると、彼らの生産性は平均して4倍になるそうです。(診察スピードが2倍になり、正確性が2倍になる)幸せになると、自動的に成功が近づいてくるのです。
この本は、「幸せな状態がいかに成功に貢献するか」をとき、「科学的に証明されている幸せになる方法」を教えてくれます。たとえば、「その日にあった良いことを毎日5つ数える」だけで、うつ病が改善する…など、幸福な気持ちをつくる簡単な方法を紹介してくれます。
ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方
光文社
売り上げランキング: 7,950
女性におすめのビジネス書。
ビジネスの世界はよくも悪くも男性社会です。つまり、「誰がボスになるかを」争う社会です。ライバルの足をひっぱり、自分の能力を誇示しながら、男性は群れのボスを目指します。
男性は子供の頃からボス争いをしていますが、女性はボス争いをしてきません。だから、ボス争いの熟練者である男性に有利になってしまうのです。
男性に負けないために、男たちがやっている「ボス争い」のルールを知りましょう。総合職で男性と互してバリバリ働きたい女性には、必読の本です。
臆病者のための株入門
多くの日本人が資産形成を年金と貯金だけに頼ってきました。しかし、高齢者人口比率が急増する将来の日本では、「若い世代が老人を支える」年金のモデルは成り立ちません。つまり、私達ひとりひとりが、自分自身で資産形成をしなければならなくなります。
とはいっても、あやしい「株で儲ける方法」「FXで稼ぐ!」ような本を読んでも、上手くはいきません。そもそも知識があるプロのトレーダーも、適当にダーツをなげて株を選ぶ猿に投資の成績で負けてしまうのです。
では、株で確実に勝つ方法はあるのか?あります。この本は、経済学やファイナンスの知識を用いながら、「経済学的に最も正しい資産形成の方法」を教えてくれます。
本当に役に立つ!ベスト教養書
言うまでもなく、知恵は力です。人生を上手くやりくりするための知恵を持っていれば、他の人よりも良い人生を歩めるはずです。以下の本は科学的な知見をもとに、人生を攻略する方法を教えてくれるでしょう。文句なしにおすすめできる良書たちです。
その科学が成功を決める
文藝春秋 (2012-09-04)
売り上げランキング: 26,766
この本は科学的な見地から「本当に成功する方法」を教え、自己啓発書の嘘を暴きます。
たとえば、自己啓発書によく書かれている「成功する自分をイメージする」「みんなでアイデアを考えること」はかえってマイナスの結果を招くのです。
一方で、科学的に証明された「本当に能力を上げる方法」も教えてくれます。
例をあげると、「机を手前に引く」「胸を張る」「職場に植物をおく」ことだけでも、私たちの能力は驚くほど向上します。科学的に正しい「成功する方法」を教えてくれる本です。
影響力の武器
誠信書房
売り上げランキング: 39,105
心理学の実験・研究を引用しながら、人間の心理を操作する法則を教えてくれます。読めば、人に影響を与える方法が見えてくるでしょう。
たとえば、「ありがたく思っていなくても恩を返さずにはいられない(返報性の原理)」「みんなが好きなものを好きになる(社会的証明)」
のような、社会心理学で実証されている、意思決定の原理原則を解説しています。分厚い本ですが、翻訳が非常に優れていて、するすると読めます。
どんな人間関係のhow to本を読むよりも、この本を読みましょう。
「やればできる!」の研究
草思社
売り上げランキング: 146,938
なんでも「やればできる」人っていますよね。彼らは何が違うのでしょうか?
教育心理者の著者が「やればできる」人の秘密に迫ります。
すると、やればできる人とそうでない人の違いは「自分はやればできる」と信じているかどうかだけだったのです。やればできる人は「努力すれば、ほとんどの能力は限界なく伸ばすことができる」と考えており、そうでない人は「才能によって能力の範囲は限られている」と考えているのです。
「やればできる」という信念がどれだけ人の能力を引き伸ばすか、を数多の研究事例を通して紹介します。
科学的な見地から「成長し続ける人の正体」を暴いた、価値ある一冊です。「才能がないから」と何かを諦めてきた経験がある人が読めば、人生観が変わるかもしれません。
天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当
早川書房
売り上げランキング: 82,130
「私には才能がないから」と何かを諦めたことはありませんか?多くの人が「高い業績を上げる人は、生まれつきの才能を持っている」と考えています。しかし、実はそうではないのです。
この本は、脳科学、遺伝学、心理学、スポーツ学…様々な研究を参照しながら、天才はなぜ天才になるのか?を分析していきます。すると、天才をつくりあげるのは、生まれつきの能力ではなく、生まれ育つ環境と、努力の方法であることがわかってきます。
たとえば、天才と知られるモーツァルトは、「生まれつきの天才」だったのか?この本を読めば、そうはいえないことがわかります。
「才能」のせいにして何かを諦めた経験があるなら読みましょう。努力を続けるべき理由が見つかります。
となりの億万長者―成功を生む7つの法則
早川書房
売り上げランキング: 2,020
お金持ちは、お金を稼ぐ人ではなく、「お金を持っている人」です。稼いで、節約するのが、最も効率的に財産を築く方法です。実際、お金持ちは驚くほど節約家なのです。お金持ちが節約家というと信じられないかもしれません。ならば、この本を読みましょう。
この本は、1000人以上の億万長者を調査してわかった「本当の億万長者の姿」を教えてくれる本です。
たとえば、彼らの半分は1万8千円以上の時計を買ったことがなく、一生でかった最も高い服の金額は3万円、半分近い億万長者は車を中古車ですませています。
本当の億万長者の姿を知れば、彼らに少しは近づけるかもしれません。
選択の科学
私たちの人生は、毎日の選択がつくりあげています。どんな時間の使い方をするか?どんなものを食べるか?どんな服をきるか?どんな仕事を選ぶか?…人生は選択の連続です。選択に成功する人は、人生で成功をおさめられるでしょう。
たとえば、多くの人が「テレビを見る」「ネットサーフィンをする」という選択をしているときに「将来のために勉強をする」という選択ができる人は、成長し、将来的に成功しやすい。
では、どうやって「ネットを我慢して、勉強をする」ような、望ましい選択ができるのか?コロンビア大学の心理学教授である著者が、様々な研究を参照しながら「上手に選択する方法」を教えてくれます。
運のいい人の法則
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-10-25)
売り上げランキング: 18,582
いつもチャンスを掴む人っていますよね。絶妙のタイミングで絶妙のチャンスをつかみ、成功する人がいるものです。一方で、いつもチャンスをつかめない人もいる。
運のいい人と悪い人は何が違うのでしょうか?天から定められた運命でしょうか?心理学者である著者がその謎に迫ります。
調査を進めていくと、運のいい、悪いは、人々の「行動」がつくりあげていることがわかります。運のいい人は、単にチャンスをつかみやすい行動をする傾向がある人だったのです。
では、どんな行動が運を引き寄せているのか?この本を読めばわかります。運は人工的につくれるのです。
銃・病原菌・鉄
草思社
売り上げランキング: 1,301
「なぜ発展した文明と発展できなかった文明がわかれたのか?」という世界史的な謎にせまるノンフィクション。西洋文明は発展し、アフリカ大陸や南アメリカ大陸の文明は発展しないまま、欧米に征服されました。なぜこのような違いが生まれたのでしょうか?
欧米人は「私達が賢かったから」と考えがちです。しかし、実際は違うのです。発展した文明にはあって、発展しなかった文明には存在しなかった環境要因が、文明の発展を決めたのです。
「なぜ発展した文明と発展できなかった文明がわかれたのか?」を解き明かしていくプロセスは、筆舌につくしがたいほどワクワクします。とにかく面白い。絶対に読んでほしいノンフィクションです。
すでに70,000人が活用してる自己分析ツール!
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