面接での短所「心配性」の伝え方|採用担当者に与える印象付きで紹介

就活の面接において短所を聞かれた際に、心配性を挙げる人は少なくありません。
Twitter上でも長所や短所を分析する人が多く見られます。

たしかに心配性は、面接においてあげる人も多い短所のひとつですが、あまりにも業務へ支障をきたすエピソードを伝えてしまったり、自信なさげに話したりと伝え方を誤ると、面接官からネガティブなイメージを持たれてしまう場合があります。

ここでは、面接で短所を心配性だと回答したい場合の注意点と伝え方を解説します。

面接での短所「心配性」の伝え方

「具体的なエピソード」と「短所に対して心掛けていること」が大切

面接で短所を聞く目的は、あなたの人柄理解のためです。
短所という欠点を自分で受け入れているか短所に対しての対応を自分で見つけられているかが採用担当者による評価ポイントです。

面接で短所を伝える際には、短所に関する具体的なエピソードと、短所に対して心がけていることを伝えます。

単に「短所は心配性です」と話しただけでは、なぜそれが短所だと思うのかも、その就活生が短所について上手に対処できる人材なのかも面接官は把握できません。

短所を面接で伝えるうえでは、短所と思う理由をエピソード付きで話すことによって、面接官もイメージしやすくなります。

また、短所を理解しながらも、思いのままに行動しているだけでなく、それに対してどのような対策を取っているのかを伝えることで、採用担当者が見たいポイントを伝えられます。

心配性の短所を伝える際のNG例

・私の短所は心配性なところです(のみ)
・私の短所は心配性なところですが、小さいころからその傾向があるようです(具体例なし・改善もなし)
・私の短所は心配性なところで、課題もささいなミスがないか気になり、提出期日が遅れがちです。(改善なし)

「心配性」が短所の面接での答え方

例文

私の短所は心配性なところです。リスクを取らずに安全な方をとるため、結果が伸びません。

大学のとき、子供向け体操教室の補助のアルバイトをしていました。跳び箱の高い段に挑戦したいという子どもに対し、私は危ないからといって低い段しか飛ばせて挙げていませんでした。

しかし、体操教室の先生が挑戦をさせたところ、いつも飛んでいる跳び箱よりも3つ高い段を跳べたのです。

そのとき、心配症な性格は、危険は伴わないが、成長に繋がらないと感じました。
現在は、心配症な性格はなくなっていはませんが、リスクを考えたうえでの、挑戦をしています。
体操教室では、跳び箱の脇にマットを重ね、落ちても痛くないように、また自分で飛ぶ前に補助によりイメージを付けることで、挑戦させるようにしています。

例文

私の短所は心配性なところです。
1度チェックしたから大丈夫だと思っても、ミスがないか心配になり、何度も確認をくりかえしてしまいます。

家の鍵など、閉めたかが心配になり、何度も家に戻って確認していたため、約束の時間に遅刻した経験もあります。

心配性な性格から、何度もチェックすると自分で分かったため、スケジュールには余裕をもって取り組むようにしています。鍵を何度もチェックするので、約束の15分前には家をでるなどすることで、遅刻はなくなっています。

例文

私の短所は心配性であるところです。自分の意見に自信が持てず、相手の顔色をうかがい、意見を言うのにも躊躇してしまいます。

アルバイトでは予定のある日にシフトを入れられても断り切れずに、元々予定をしていたスケジュールを変更することもありました。しかしこのままだと自分の予定がつけられないだけでなく、一緒に予定をくんでいた相手にも迷惑をかけてしまいます。

相手の顔色を伺うことは今でもありますが、相手が嫌がらないような伝え方で自分の意見を伝えるようにしています。

imasia_15025085_S-1

心配性が与える採用担当者への印象

ミスを恐れているからこそ慎重な判断や的確な作業ができる

心配性であるからこそミスに対して十分な注意を払うことができ、慎重で的確な作業ができるという評価になります。

採用担当者は、短所があるからといってただマイナス評価するのではありません。短所から人柄やその人の仕事のタイプも判断します。

心配性な人は、研究職でも雑な仕事はしない、クレームに繋がらないように事前準備を十分におこなったうえで接客するとも考えられるので、職種や仕事内容によっては心配性な短所が適しているとも言えます。

短所を伝えるときの注意点

心配性があまりにも業務に支障をきたすエピソードは控える

短所を伝える際の注意点の一つとして、心配性があまりにも業務に大きな支障をきたすようなエピソードは控えましょう。

採用担当者に「短所のせいで、仕事で大きなミスをしてしまいかねない」と強く思われてしまっては、それ以外の回答がどれだけ優秀であってもリスクと感じられ選考対象から外されてしまう可能性があります。

業務に大きな支障をきたしそうなエピソードは、たとえば「お客様への連絡を忘れてしまうのが不安なので顧客情報を持ち帰ってしまったことがある」や、「外出後に家が心配になりすぎてしまって遅刻が多かった」などが例として挙げられます。

このように、心配性という短所によって業務へ大きな支障をきたしそうなエピソードについては、控えましょう。

短所だからといって自信のない表情や声色にしない

面接で短所を回答をする際、短所だからといって自信のない表情や声色で話してしまわないように心がけましょう。

自信のない表情や声色で話してしまうと、「欠点すぎる短所があるのでは」と思われてしまったり、「嘘の短所を述べている」などと勘違いをされてしまう可能性もあります。

面接の中で短所についての説明を求められると不安になってしまう就活生は非常に多いですが、短所と長所は表裏一体の関係にあるものであり、あって当然のものです。

採用担当者が大切にしているのは「短所があるかないか」ではありませんので、短所について述べるときには自信のない表情や声色にならないように注意しましょう。

「短所はありません」は客観視できていないと判断される

注意点として「短所はありません」という回答も控えるべきです。自分のことを客観視できない人材であると判断されます。

長所や短所は表裏一体の関係にあり、自分にとっては長所のつもりでも、第三者の視点から見れば短所に繋がることもあります。

そのため長所と同様、誰しもが短所を持つという見方が現在では一般的です。
その中で「短所はありません」と回答してしまうと、採用担当者からは自己分析が足りないと思われてしまう可能性があります。

短所を伝えることに不安を感じる就活生は多いですが、面接官が重要視するのは「その短所にどう向えるか」という点であるため、短所自体に不安に感じる必要はありません。

「心配性」が短所の人はそこから長所を考える

短所と長所がかみ合わない場合は信憑性がなくなる

面接では短所と合わせて長所を聞かれることも非常に多いですが、こうした場合には短所と長所がかみ合わないと信憑性がなくなってしまうので注意しましょう。
かみ合わない例の一つとして、下記のような例を挙げることができます。

「私の短所は心配性であるところで、長所は細かいことを気にせずにいられる気持ちの余裕があるところです。」

この例の場合、「細かいことを気にせずにいられるのに、短所が心配性ってどういうこと?」と疑問に思われ、嘘をついていると思われかねません。

そのため面接対策として短所を考える際には、長所についても一緒に考えて整理することが大切です。

「心配性」が短所の場合の長所一覧

心配性を短所に述べる際に相性が良い長所として、下記の例を挙げることができます。

・スケジュール管理が得意、計画を立てるのが得意
→約束や締め切りを破ってしまわないように注意できるからこそ、スケジュールに常に気を配れるという長所があります。
・慎重である
→ミスを恐れるからこそ慎重で丁寧な仕事ができるという長所があります。
・細かい作業が得意
→細部が気になってしまうからこそ、細かい作業もストレスなく取り組むことができます。
・面倒見が良い
→人が失敗したり怪我をしたりしないかが心配になるからこそ、人に対して面倒見よく接することができます。
・気配り上手である
→人が快適に過ごせるかが気になるからこそ、他者を思いやって気配りをすることができます。
・失敗が少ない
→物事がうまく行くかを心配してしまうからこそ、あらかじめ戦略を考えてから行動することで失敗を少なくすることができます。

面接で短所を心配性と伝える際は具体的なエピソードと対応策を伝える

面接で短所を質問するのは、人柄の把握や仕事への適性をみるためです。

採用担当者に知ってもらえるようにするには、具体的なエピソードと、短所を短所のままにするのではなく、短所に対してどのような対応策を取っているのかも伝えましょう。

短所「心配性」は、心配性によって仕事や業務、体調に支障をきたすような伝え方ではなく、「心配性だからこそ~~~をしている」というような業務に大きなリスクを与えずに自分なりに対策していることを伝えることをおすすめします。

すでに70,000人が活用してる自己分析ツール!

kimisuka

キミスカは性格・意欲・思考力など、仕事に関する適性を測定するために開発された、高精度自己分析ツールです。 150問の質問に5択で答えるだけで、あなたの強み・職務適性が客観的に分かります!

通常の就職活動では、「学生が自分で志望する企業を探す」という性質上、調べることが出来る企業の数には限界があります。 それに対して、逆求人型の就職活動サイト『キミスカ』では、学生が知らない会社との出会いが生まれます。

あなたがチェックし漏れていた優良企業からスカウトが来るチャンスがあるのです。

キミスカのおすすめポイント3つ
  1. 有名・人気企業からスカウトが届くチャンス
  2. 5択の質問に答えるだけで自己分析ができる
  3. 一次・二次パスでいきなり最終選考も!?

キミスカなら、逆オファー型のサービスだから 手間いらずで人気企業からスカウトが届く!

\ まずは無料診断してみませんか? /

今すぐ診断する(無料)