ハマりすぎてはいけない!絶対内定式の自己分析の落とし穴

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就活で大事な自己分析。まずは始めよう、と考えて書店に行くと「絶対内定 自己分析」と平積みにされて売りだされている。なんだか評判も良さそう…と絶対内定を買って、自己分析をする学生が多いですよね。

でも、絶対内定の自己分析って本当に役に立つのでしょうか?

絶対内定型の自己分析とは?

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絶対内定型の自己分析(類書も含む)はその膨大なワークシートに特徴があります。たとえば、

  • 子供の頃の夢は何ですか?
  • その夢は変わりましたか?なぜ変わりましたか?キッカケは?
  • 両親とあなたの関係はどうですか?どんなことを言われて育ちましたか?
  • その関係があなたに与えた影響は?
  • あなたの好きな言葉は何ですか?なぜ好きなのですか?
  • etc…etc…

このような大量の質問に答えて、「自分を見つける」のが絶対内定型自己分析の特徴です。

実際に絶対内定を読まれた方ならわかると思いますが、数十枚のワークシートにびっちりと上記のような質問の答えを書いていくことなります。

確かに、やり終えれば達成感がありますし、「本当の自分」が見つかる気がしますよね。

でも、この大量のワークシートをこなして「自分を見つけていく」自己分析には3つのリスクがあります。

内定するかどうかは自分次第

「絶対内定」と謳ってはいるものの、当然ながら、内定をもらえるかどうかは自分次第です。ワークシートを全て埋めたからと言って、必ず全ての企業から内定をもらえるわけではありません。
面接やエントリーシートで重要なのは、ただ「自己分析がどの程度できているか」ではなく、「自己分析の結果をもとに、いかに自分をアピールできるか」です。

自己分析が完了したら、アピールしたい内容によって自分でエピソードを取捨選択していくことが求められます。エピソードの選択を誤っている場合、適切なアピールができずに内定を逃してしまう可能性があるため、自己分析の結果を活用する際は注意してください。

また、面接は人と人のやりとりである以上、面接の回答に絶対的な正解というものは存在しません。内定をもらうには、回答の内容そのもの以外にも、自分の話し方や態度、面接官との相性など、様々な要素が絡んできます。
自己分析だけを突き詰めるのではなく、面接での話し方やエピソードの出し方のブラッシュアップも心がけるようにしましょう。

細かい自己分析は必須ではない

自分のやりたいことや、アピールできる強みがわからない場合、様々な目線で自分を振り返り、答えを見つけていくことは大切です。

しかし、これまでの経験からアピールしたいことがすでに見えてきていたり、ある程度の自己分析でエピソードの方向性が決まった場合は、ワークシートを全て埋めるような細かい自己分析を行う必要はありません。自分自身を細かく振り返るということは、それだけ自己分析に時間を割くことになるでしょう。

多くの学生が面接を受けるのは1社だけではないと思いますので、無駄な時間を過ごさないように、時間配分には気をつけてください。

自己分析で大切なのは「どこまで自己分析できたか」ではなく、「自己分析の結果を活かして、どうアピールできたか」です。自己分析に時間をかけすぎるよりは、エントリーシートを一文字一文字丁寧に書いたり、自己PRなどの内容をさらに磨くことに時間をかけるようにする方が賢明です。

自己分析ツールで、サクッと自己分析を終わらせよう

就活生の本音は、「自己分析は取り敢えずやっておきたい。でも、時間はかけたくない」というものではないでしょうか。

そこで便利なのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、あなたの本当の強み・適職を発見しましょう。

絶対内定型の自己分析の3つのリスク

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自己分析で見つけるべき答えは?

そもそも、何のために自己分析をするのでしょうか?簡単です。内定をとるため、職につくためです。

リクルートの調査によれば、企業が採用で重視していることの上位3つは毎年「人柄」「企業への熱意」「今後の可能性」です。この3つが他の項目に大きな差をつけて、毎年上位に君臨しています。

この質問に答えるための情報収集。それが自己分析の役割です。つまり、究極的に言えば、

  • 私は〜な人間です。〜が得意です。
  • 私は〜をやりたいです。
  • 御社では、私の〜という長所を活かし、〜という形で活躍したいです

この3つのことが答えられるようになればいい。この質問に答えるために、わざわざ「両親との関係は?」「子供の頃の夢は?」まで遡る必要があるのでしょうか。

絶対内定型自己分析は時間がかかりすぎる

自己分析はシンプルに「私はこういう人間です。」「私はこういうことがやりたいです」「御社では具体的にこういうことがしたい。それには私のこういう特徴・資質が活かせます」と答えられるようになればいい。

とすると、「子供の頃の夢は?」「両親との関係は?」なんて細かい質問に答えていかなくても、答えは見つかりますよね。

絶対内定型の自己分析は、答えにたどりつくまでに時間がかかりすぎてしまうというリスクがあります。

絶対内定型自己分析は就活生を縛ってしまう

もちろん、子供の頃から自分をさかのぼり詳しく自己を見つめれば、「自分はこういう人間です」「こういうことがやりたい」という答えが見つかるかもしれません。大量のワークシートをこなして見つけた答えは「これだ!」という確信に満ちたものになるでしょう。

しかし、本当にどんな仕事が向いているのか?は、実際にやってみないとわかりません。やってみないうちから、「自己分析で本当の自分がわかった!私のやりたい仕事はこれだ!」と決めつけてしまうとどうなるか?志望業界・志望企業の数が少なくなってしまいます。

志望業界・企業の数が少なくなれば、当然、内定をもらえる可能性は下がります。結果、内定がゼロになるリスクが増大するのです。

普通の自己分析なら、そこまで就活生を縛ることはないでしょう。しかし、大量のワークシートをこなした後に見つかる「自分」「やりたいこと」はどうしても大切にしてしまう。結果、自己分析の結果に縛られ、幅広い業界が視野に入らなくなるのですね。

必要な項目のみ自己分析

就活生は自己分析の他にも、企業研究や会社説明会への参加、エントリーシートの作成、面接対策など、やることが山積みです。自己分析にばかり時間を取られていては、他の対策が疎かになってしまい、最悪の場合、不採用の連続…なんてことになりかねません。

自己分析はあくまでも「内定を取るため」に行うものであり、「就活の前準備」のようなものです。準備に時間をかけすぎて、本番で失敗してしまっては元も子もありませんよね。だらだらと時間をかけてこれまでの人生を振り返るのではなく、必要な項目のみを手早く終わらせて、その他の対策に取り掛かりましょう。

とは言っても、「具体的にどのような項目を分析しておけばよいのかよくわからない」という人も多いと思います。
以下では、自己分析結果の主な活用方法である「自己PR」と「志望動機」について、回答を考えるのに必要な自己分析の項目を紹介します。自己分析をする際は次の項目を優先的に行い、まだアピールできそうなエピソードが出てこない場合にのみ、他の自己分析も進めてみるようにしましょう。

自己PRに必要な自己分析

自己PRとは、「自分の長所や強みをアピールし、企業に有益な人間であると伝える」ことが目的です。
そのため、自己PRのために必要な自己分析は「中学校からこれまでの中で、自分が『頑張った』と思えること」を洗い出すことになります。

内容は勉強や部活動、サークル以外にも、アルバイトやボランティアなどの活動でも構いません。その経験がアピールに繋がる経験かどうかは一旦置いておいて、思いつくものを一通り書き出し、「なぜ頑張ったのか」「どのように頑張ったのか」「その経験が自分自身にどんな影響を与えてくれたのか」を考えてみましょう。

一通りの考察が終わったら、あとはそれぞれの経験から「共通点」を見つけ出してみてください。見つかった共通点はあなたの強みやアピールポイントの鍵となります。自己分析を経て見つけた強みが本当の強みかどうか、日常の行動と照らし合わせながら精査し終えれば、自己PRのための自己分析が完了します。

志望動機に必要な自己分析

志望動機の目的は、「自分が働く上で大切にしたいと思っている価値観や叶えたい目標をもとに、なぜその企業を志望したのかをアピールする」ことです。
そのため、志望動機に必要な自己分析は、「自分の仕事選びの軸」を見つけることになります。「仕事選びの軸」と言われると、とても難しく感じてしまうかもしれませんが、言い換えるとすれば「自分がやりたいことは何か」を想像することとも言えます。

「やりたいこと」と言っても、単に「人を幸せにしたい」とか「世の中をより良くしたい」などの浅いものでは、自己分析の意味がありません。自己分析ではそこからさらに一歩踏み込んで、「どんな状況にいる、どんな年齢層の人を幸せにしたいのか」、「どうなることが『より良い』と感じる状態なのか」を考える必要があります。
これまでアルバイトで働いた経験や、人と関わった経験などから、自分自身のやりたいことを見つけていきましょう。

また、「やりたいこと」と言われてもなかなか思いつかない人は、「将来どんな自分になっていたいか」を想像すると良いでしょう。
最初は「楽しみながら働きたい」などのざっくりしたものでも構いません。そこから、「どんな働き方なら楽しいのか?」「何についての仕事なら楽しのか?」などをどんどん掘り下げていきます。

そして、自分なりの仕事選びの軸が見つかったら、「どうしてそうなりたいと思ったのか」を過去の経験から根拠づけしてみてください。そうすることで、志望動機のための自己分析が出来上がります。

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自己分析は「内定のため」のもの。自分探しをする必要はない

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絶対内定のような大量のワークシートをこなして行う自己分析にはリスクがあります。膨大な作業を超えた末に辿り着いた「自分」「やりたいこと」が崇高に見えるせいで、就活の選択肢を狭めてしまうのです。

また、単純に時間がかかりすぎるというデメリットも。

最近では、もっとシンプルなやり方を唱える自己分析本が増えてきました。たとえば、マイナビの才木講師やTACの講師などは、

  • 中学・高校・大学時代に「頑張ったこと」「打ち込んだこと」を洗い出す
  • それぞれの経験について「なぜ始めたのか?」「なぜ頑張れたのか?」「途中で壁にぶつかったか?なぜ乗り越えられたのか?」「その経験は自分にどんな影響を与えたのか?」を詳しく掘り下げる
  • それぞれの経験の中で、共通して発揮されている「長所」「行動の動機・頑張りの動機」を見つけていく
  • 共通して発揮されている長所を自己PRに。共通している「動機」を志望動機の材料に使う

というとてもシンプルな方法を提案しています。これなら最短時間で就活に必要な材料を用意できますよね。

自己分析をするのは、自分探しのためではなく、あくまで「内定のため」「職につくため」です。シンプルなやり方で自分の長所を見つけていきましょう。

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