要注意!自己分析で志望業界を絞りすぎてはいけない理由

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自己分析をしっかりするのは大事です。しかし、自己分析の結果にこだわりすぎて、志望業界を絞ると、思わぬ失敗を招いてしまうことがあります。そこで、自己分析にこだわりすぎるリスクについて、解説したいと思います。

自己分析のメリット

就活で大切なのは、他人の受け売りではない志望動機をきっちりと述べられることです。
説得力のある志望動機を述べられるようにするためには、しっかりと自己分析をすることが重要ですが、この自己分析というのは意外なメリットがあります。

自分でなんとなく就いてみたいと思っていた職業が、自己分析の結果性格的に合わないなどの理由であきらめざるを得ず、反対に、思ってもみなかった職業のほうが、実は適性があるなどの場合です。
新たな適性の発見により、志望業界を絞ったり、変えたり、増やしたりすることができ、ミスマッチを事前に回避して効率的に就活を進めることができるのです。

また、自己分析をして自分を客観視することができるため、社会人としての心の準備をすることにもなるということです。自分のことばかり考えていてもよかった学生時代とは違い、周りのことを考える必要が出てくる社会人へと成長するために、まずは自分を他人として見てみることから始めてみましょう。

自己分析マニアの就活勝者が敗者になる

『就活エリートの迷走』という本では、ある衝撃的な事実が紹介されています。

それは、自己分析やエントリーシート対策をしっかりやった学生は内定をとりやすいが、現在の仕事に不満を感じている確率が非常に高いというものです。自己分析をいい加減にやって不満足な就職先にいった人よりも、満足のいく内定をとった学生の方が、今の仕事に不満を感じているのです。

自己分析で、理想の仕事はわからない

この傾向を著者の豊田氏は、「自己分析で理想化しすぎた仕事のイメージと、現状のギャップが我慢ならなくなってしまうのではないか」と推測しています。

この事実からわかるのは「自己分析では、理想の仕事はわからない」ことでしょう。

一生懸命自己分析をしても、思い描いた仕事象と現実は異なる。でも、自己分析をしすぎてイメージを固定すると、そのギャップが我慢ならなくなるのですね。

エージェントに相談して客観的に分析してもらう

就活に行き詰ってしまったら、エージェントに相談してみるのも一つの手です。
エントリーシートの書き方や、面接やSPI対策など、様々な分野でサポートしてもらえます。

客観的に、自分では気付かなかったポイントを指摘してくれることは、就活を成功させるための大切な要素ですから、今のやり方で成功しなくても、あきらめるのは早すぎます。

紹介してもらった企業が、自分では考えてもみなかった企業でも、意外と選考に進むにつれてしっくりくる場合などもありますので、自分だけで行き詰まりを感じているときには、有効な手段です。

また、不合格の際もフィードバックがあるため、自分に足りないことを補い、次回に活かせるところもエージェントを利用するメリットです。

36の質問に答えてパーソナリティータイプを診断しよう

自己分析をいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのかや準備するものは何かなどが気になって、すぐに行動に移せないことが多いです。今すぐできたら、その時間が省けますよね。
そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。

このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?

無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

仕事はやってみないと、わからない

自己分析で、自分に本当に向いている理想の仕事がわからないのは当たり前です。なぜって、就活生が想像する仕事のイメージは「採用ページ」「OB訪問」くらいからしか創られないからです。どれもポジティブなバイアスがかかっています。

いい面しか見れない「仕事象」をいくら見つめ、分析しても、それが自分に合うか、わないかなどわかりようがありません。

もちろん、志望業界の目星をつけるには、自己分析は有効です。しかし、「私はこの業界しか受けない」と意固地になるのはやめましょう。興味がない業界の説明会に行ったら、「意外とやりらいことに近いかもしれない」ということはよくあります。

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2021.05.25
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自己分析で業界を絞らず、幅広く受ける

仕事はやってみないと、向き・不向きはわかりずらい。そもそも、どの職種に配属されるかでも働き方は違います。職種は人事が勝手に選ぶので、私達にはどうしようもありません。さらに、志望業界に採用されない可能性だってあります。

要するに、「理想の仕事・業界」にこだわっても、その希望が叶う可能性は低い。だから、自己分析でわかった「理想の仕事・業界」には縛られすぎず、幅広い業界を視野に入れましょう。

一人当たりの平均受験数

株式会社ディスコの「就活における平均的なエントリー数」では、2019年卒就活生は4月1日時点で、1人あたり平均26.2社にエントリーしているのが、7月1日時点では平均30.7社にエントリーしているという結果が出ています。

内定を得るためには、なるべく多くの企業にエントリーしたほうが有利かというと、実はそうとも言い切れません。

なぜなら、エントリー数が多くなるイコール、一社当たりに割ける時間が少なくなるからです。
手当たり次第にエントリーしても、企業研究があまりできていない状態で採用試験に臨んでも、掘り下げた質問には答えられませんし、いい加減な志望動機では評価もされません。

結果として、エントリー数を増やしても、結局どこからも内定がもらえないということはあり得るのです。
第1次選考で1社からも連絡がないような状態にならないよう、ある程度余裕を持った企業数を考えてエントリーしておくようにすれば安心です。

就活の軸を広義に解釈する

とはいっても、人生を振り返って見つけた「やりたいこと」「就活の軸」にはそれなりの意味があります。ただ、それに縛られすぎてもいけません。

だから、「やりたいこと」「就活の軸」を広義に解釈しましょう。すると、興味の持てる志望業界が広がります。

たとえば、以下はよくある学生の「就活の軸」です。それを幅広く解釈してみます。

  • モノづくりに関わりたいから、ナショナルメーカー⇒部品メーカー・素材メーカでは駄目?
  • 海外ビジネスに携わりたいから、商社!⇒総売上高の海外売上比率が高いメーカーでは駄目?
  • お金の流れを回して、日本経済を活性化させたい!⇒リースやクレジットカード業界では駄目?

このように自分の就活の軸を広義に捉えて、志望業界を増やしていきましょう。

選考の中でやりたいことが見つかる場合も

就活をしていくうえで重要なことは、ただ単に内定を勝ち取ることではなく、働きたい企業の内定が得られることです。
志望動機があいまいなまま、やみくもに就活を続けた結果の内定で、結果として入社後に後悔することになれば、また転職活動をすることになります。

就活中、数多くエントリーを続けるうちに、だんだんとどういった企業が自分に合うのかわかってくることもあります。
選考が進むにつれ、「この会社は何かが違う」または「あ、この会社は自分にしっくりくる」といった企業の雰囲気がわかることも、多数の企業にエントリーするメリットです。

企業の人の話を聞きながら、当初は第一志望でなかった企業が、急に輝いて見えることもあります。
最初から範囲を狭め過ぎずに就活を進めることが、出会いのチャンスを広げることになるのです。

業界地図で企業を知る

「この業界・会社以外で働くなんて考えられないよ!」という方もいるかもしれません。

そういう人は、そもそも様々な企業を知らない可能性があります。選択肢を知らないから、限られた企業・業界だけを見て視野の狭い就活をしてしまうのですね。日経や東洋経済が出している「業界地図」を読めば、この問題は解決します。

日本にある様々な業界・主要プレーヤーを網羅しているので、自分の希望にあいそうな業界・会社をすぐに探せるでしょう。

まず、志望業界・企業と関係のある取引先企業を見てみましょう。

たとえば、車をつくっている会社に入りたいということで、トヨタやホンダを志望している学生がいるかもしれません。業界地図を読めば、トヨタやホンダと取引をしている、自動車製造に不可欠な部品メーカーを多く知ることが出来るでしょう。そうすれば、志望企業を無理なく広げられます。

自己分析で見つかった「理想の仕事・業界」にこだわりすぎず、幅広く受けましょう。

就活サイトの活用

近年、就活で就活サイトを利用することは、ごく一般的になっています。
就活サイトを利用するメリットは、なんといっても手軽に多数の求人情報が手に入れられることです。

サイトによって、保有している求人数が多いところもすくないところもありますが、いずれのサイトでも企業説明会やセミナーの案内をはじめ、履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策などの情報も手軽に手に入れられます。
サイトによっては独占求人もあるので、複数の就活サイトを利用するようにすると、より多くの情報が手に入れられるようになるので、覚えておきましょう。

また、一度履歴書を登録しておくと、複数の企業へのエントリーに使えますし、SPIテスト対策や自己分析の仕方など、就活に有益な情報がたくさんあるので、就活サイトには登録をしておいて損はありません。
有効に使って、効率的に就活を進めましょう。

自己分析の第一歩!50万人が使った適職診断テスト「AnalyzeU+」
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時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?

パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。

「AnalyzeU+」は、251問もの設問に答えていく本格的な適職診断テストです。設問に回答をすると、経産省の定めた「社会人基礎能力」のうち、あなたがどの面に秀でていて、どの面に弱点があるのかを教えてくれます。

これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。

偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます

「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への無料会員登録が必要です。OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに関心を持った人事から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録して損はありません。

AnalyzeU+で診断するついでに、プロフィールを詳しく入力しておくと、有名企業からの選考のオファーまで届くようになります。

「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。

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