例文でわかる!エントリーシートのキャリアプランの考え方と書き方

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「あなたのキャリアプランを聞かせてください」
この質問の回答に悩む就活生は多いのではないでしょうか。

志望動機や自己PRといった今の自分の考えとは違い、1年後3年後5年後の未来なんて、社会人として働いた経験もないのに簡単に考えられませんよね。

しかし、このキャリアプランの質問がESの段階で聞かれるケースがあります。

このように、Twitter上でもESのキャリアプランの書き方を悩む就活生の声が見られます。

この記事では、まずキャリアプランとは何かから、考え方やさらに例文まで紹介します。

記事を読むことで、自分のキャリアプランについて考えられ、ESで問われた際にスムーズに回答できるようになるでしょう。

キャリアプランとは将来理想とする姿を実現するための計画

キャリアプランとは、自分の将来像、理想とする職種や働き方を実現するために立てる計画、いわば、仕事における人生の設計図のようなものです。

将来像を設定し、そこから必要なスキルや行動を洗い出してから、具体的に何をしたいのかを決めていきます。

キャリアプランを元に将来の自分の仕事の理想像を叶えるには、期間を決めることも必要です。

短期スパンだけでなく、中期・長期で区切ることにより、例えば、1年後、5年後、10年後の自分が、どのような仕事をしているのかを考えると、目標が立てやすくなります。
期間設定ができると、より具体的なキャリアの計画を立てられます。

ESでキャリアプランを質問する理由

キャリアプランを聞く理由は、「あなたの目標」と「会社の方針・入社後の仕事」がミスマッチしていないかどうかを見るためです。

例えば、「プロフェッショナル志向」の人間が「コンサルティングファーム」を目指すのは理にかなっているので、意欲的に働けると企業側は思います。

しかしに、「起業をしたい!」という人間が、例えばJR東海のような安定・保守的な企業を目指すと、キャリアプランと入社を希望する企業にズレが生じるので、入社したとしても、企業側と本人のミスマッチが生じやすくなります。

就活生の目標と企業の方針にミスマッチがないかの確認

キャリアプランを質問するのは、就活生の希望する姿と、企業で果たせる経験にミスマッチがないか確認するためです。

会社の方向性と自分の共通点を探るためには、企業研究が欠かせません。
どんな社風で、どんな事業展開の仕方なのかを把握したうえで記載するようにしましょう。

すべて企業の社風に合わせる必要はありませんが、あまりにミスマッチ過ぎると「この子のキャリアプランは弊社では叶えることが難しく早期離職に繋がる」と思われかねません。

また、企業研究の一環として、OB訪問をしてみるのもおすすめです。
会社の内部はその会社で働いている社員が一番よく知っています。現場の社員が肌で感じている自社の雰囲気を教えてもらうことで、ホームページなどでは得られない情報を得られるばあもあります。

成長意欲を図るため

3年後には福岡の支店長代理、5年後には店長を経験し、その後は本社で現場を知る企画担当になる。
・1年以内に宅建を取得し、3年以内に係長へ就任、5年後には結婚をして子どもも欲しい。育休明けには現場に戻りたいので、それまでに資格の取得と管理職になっていたい。

キャリアプランは人によって異なって当たり前です。人によって望むものは違いますし、スピード感も違います。

それは企業も同様です。目指してほしいものや、求めるスピード感は異なりるので、温度感の近い就活生を見極めるためにこの質問をします。

自己分析ツールを活用して、キャリアプランを完成させよう

キャリアプランを完成させるには、まず自己分析を通じて、「自分は何が得意か、その上で何をやりたいか」を決めておく必要があります。ただ、自己分析をやる時間がない人も多いはず

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

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My analyticsでサクッと自己分析をして、あなたにあったキャリアプランを発見しましょう。

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キャリアプランの考え方

①働くうえで望むものを考える

キャリアプランを考える時には、まず、自分が働くうえで何を望むのか、何が譲れないかを考える必要があります。
早い出世、末永く働ける環境、年収など、自分が働く際の条件として希望するものを洗い出し、優先順位をつけます。

希望を実現するために必要なスキルや経験を考えあわせると、具体的なキャリアプランのビジョンが見えてきます。

ビジョンが明確になったら、1年後はどうあるべきか、3年後または5年後どうなっておくと、何を取得していると、最終的な希望を叶えられているのか、中長期のビジョンを考えましょう。

②企業研究をおこなう

企業研究は将来像を決定する大切なステップです。就活において企業研究が欠かせないのは知られていますが、キャリアプランを作るにも必要です。

企業研究不足では、志望企業が自分のキャリアプランを実現可能かどうかが、わからない可能性があります。自分の目指す職種やビジョンが実現できる企業であるかを知った上で、それに基づきキャリアプランを立てていきます。

また、志望先の企業研究をして、キャリアプランの実現が難しいと分かれば、別の企業を選択してもいいのです。
企業研究をした上でのキャリアプランの設定で、入社後に「こんなはずじゃなかった」という後悔を避けられます。

先輩のキャリアプランを参考にするのも◎

キャリアプランが自分で考えられないときは、インターンシップや会社説明会、OBOG訪問などで聞いた先輩社員たちのキャリアプランを参考にしてみましょう。

先輩たちと全く同じキャリアにする必要はありません。あくまでも、志望先の企業でのキャリアプランを設定するにあたり、参考にするのです。

実際に、複数の先輩社員のキャリアプランを見ていくうちに、自分のキャリアプランと一致する場合もあります。反対に、自分のキャリアプランを実現するには「この会社では難しいかもしれない」と感じるケースもあるでしょう。

例えば、ライフワークバランスなど、自分の思い描いたライフプランを実現するために、先輩社員がプライベートを犠牲にしても仕事をしている企業では、キャリアプランの実現は難しいかもしれません。

しかし同じ状況でも、仕事に邁進したい、できるだけ早くキャリアアップしたい人にはぴったりです。

先輩社員たちのキャリアプランを通して、自分のやりたいこと、果たしていきたい経験を見極め、キャリアプランを立てる参考にしてみましょう。

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キャリアプランの書き方の注意点

理想を述べるだけでなく現実的な自分の努力も伝える

ESにキャリアプランを書く際には、理想だけを述べるのは控えましょう。

1年後に海外支店に赴任、2年後に海外支店支店長、3年後本社に戻り部長就任といったキャリアプランは現実味がありません。

また、実務経験がないと取得できない資格を、1年以内に取得するといった、事前確認が出来ていないキャリアプランも、取って付けたものと見なされ評価には値しません。

「すごいキャリアプラン」よりも、多少無理はしている内容をはさんでもいいですが、リアルなキャリアプランを設定しましょう。

また、トントン拍子の与えられたキャリアではなく、キャリアプラン達成のために自分がすべき努力や取得するべき資格も一緒に伝えるといいでしょう。

ESのキャリアプランの例

例文

私は起業を通して、10年以内に途上国の教育機関の変革や支援をおこないたいと考えている。学生時代から教育支援に興味があり、途上国で孤児に語学教育を施すボランティアに携わってきた。

授業をうけた生徒が日本人向けのガイドという現地では良い職業につけた経験から途上国での教育が現地の生活支援に効果的であることを実感した。

しかし、「支援」という枠組みでは持続可能性に乏しいので、起業という形でビジネスとしての支援実行が必要であると考える。

そのために必要なことは、2つあると考えている。ビジネスについての知識と、チームをまとめる力を身につける力だ。(理由省略)

御社では若いうちから一人で仕事をとってき、チームを組んで仕事に取り組むことができる。

また、コンサルタントでありながらも実行支援もしており、ビジネスを俯瞰的に見ることも泥臭い部分を見ることもできる。そのため、先ほど述べた2つを知り、10年以内で身につけられると感じている。

【解説】
目標、その目標にコミットしている理由、それを実現する上で会社を選ぶ理由が記述されています。

目標に対して、会社でのキャリアで得たいものが明確なので、会社に入った後にも将来の目標のため、努力するであろうと考えられます。

ただし、「起業」が目標であると答えるのは会社を離れることに寛容な外資系企業では許されますが、定年まで働いてほしいと長期雇用を望む日系企業では煙たがられる場合がありあります。

例文

提案のできる、事務のスペシャリストになりたいと考えています。

入社後5年間で、簿記検定の3級と2級、秘書検定の2級を順次取得する予定です。秘
書検定は、事務全般を行うのに有益ですし、簿記検定準備で簿記の知識を得ることにより、営業事務や経理の業務の意味を理解し、作業スピードのアップに役立つと思うからです。

日々のIT技術の発展に遅れないよう、業務で必要なツールはもちろん、効率よく事務作業をおこなえるよう、利用できそうなツールを随時提案していきたいと考えています。

【解説】
5年という短期スパンで、どのような資格を取りたいか、その資格が何に役立つのか、具体的な例が挙げられています。

また、資格取得を目標とせず、業務上でどのように活かしていけるのか、資格以外の目標は何なのかにも言及し、提案力のアピールもできています。

例文

システムエンジニアとして、プロジェクトマネージャー、またはITコンサルタントになりたいと考えています。

最初の3年でシステムの構築や運用に必要な知識を習得し、5年で基本設計や要件定義できる人材になりたいです。10年以内に、プロジェクトマネージャーまたは、ITコンサルタントとして活躍できることを目標としています。

いずれの選択肢も、自分の特性が活かせると考えるため、入社後、社内の方針または求められる業務によって、柔軟に対応したいと考えています。

【解説】
スペシャリストとしてではないことははっきりしていますが、できれば、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーとして、何を経験し果たしたいのか、そのためにはどのような準備が必要なのかの具体例まで言及できると、より志望業務のキャリアプランに関する信頼性が増します。

ESにキャリアプランを書くときはミスマッチが無いように企業研究も必要

ESや面接でキャリアプランについて質問されるのは、企業とのミスマッチが無いかと、成長意欲を図るためです。

正解にこだわらず、まずは自分の求めるものや有りたい姿から明確にするといいでしょう。
また企業とのミスマッチが生じないようにするには、企業研究が重要です。会社の雰囲気や事業の進め方を知ることで、企業が求める人材を把握できます。

キャリアプランが考えにくい人は、採用ページなどでの先輩のキャリアの築き方を参考にしてみてください。
キャリアプランは1種類だけでなく、人によって築き方は何通りもあります。

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