抽象的な自己PRはいくら話しても、面接官の心に響かない

抽象的な自己PRは評価されない

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みなさんは以下の自己PRを見て「採用したい!」と思うでしょうか?

私はリーダーシップがあります。ただ単に指示をするのではなく、周りの気持ちを考えながら、組織を回す力には自信があります。学園祭では清掃班のリーダーとして、的確な指示を出し、多数のメンバーを管理しました。また、ゼミでもリーダーをやりました。たとえば、合宿では、様々な意見をくみとるように工夫し、今までにない合宿をつくりあげることに成功しました。

おそらく「いや、なんか頑張っているのはわかるけど・・・」という反応になってしまうのではないでしょうか?なぜ説得力がないと感じてしまうのか?それはこのアピールが全て抽象的だからです。

抽象的な自己PRでは、強みのイメージが沸かない

「周りの気持ちを考える」「的確な指示」とそれっぽいことは書いてあるのですが、具体的に何をしたのかが全く見えてきません。このように「抽象的な聞こえの良い言葉」をいくら並べても、良い自己PRにはなりません。

しかし、学生のアピールは往々にして抽象的になりがちです。たとえば、サークル系自己PRでは「必死にみんなで協力して〜という結果を出しました」という学生がいます。しかし、サークルなんだから協力するのは当たり前ですから、このメッセージはほとんど何も言っていないに等しいのですね。

面接官はあなたのことを知りません。あなたの学生時代を知りません。あなたが言葉にしない話は相手は一切わかりません。だから、「一緒に必死で頑張った」といっても、相手にはまるで伝わらないのですね。

メッセージは具体的に、具体的に述べる必要があります。なぜなら、相手はあなたのことを知らないのですから。

穴埋めで自己PRを完成させよう

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ「自己PRジェネレーター」を活用しましょう。

自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

具体的なエピソードで証明する

自己PRを具体的にするには、「あなたを知らない人にもわかるように」エピソードを詳しくのべることです。たとえば、「みんなで協力して成功させました」というのではなく、「どんなふうに協力したか?どんな役割分担?役割分担はどうやって決めた?協力するときに意識したポイントは?何か工夫はしたか?」とエピソードを具体的に述べてください。

エピソードを具体的にのべれば、あなたを知らない人にも内容が伝わります。

具体的にエピソードを伝えるために、以下の点に気をつけてみましょう。

  • その活動ではどんな課題に取り組みましたか?'(ex サークルの新入部員を増やそうとした)
  • なぜその課題に取り組む必要があったのですか?
  • 課題解決にあたっての大きな障害・問題は何でしたか?(ex ゼミの研究テーマがマイナーで学生の興味をひけない)
  • その課題をどうやって解決しようとしたましたか?
  • なぜその解決策を選んだのですか?
  • 解決策を実行すると、どんな結果が得られましたか?
    • 解決策実行前と、実行後でどんな違いが生まれましたか?(できれば、数字・データを使って具体的に説明してください)

このような点に答えられるように、自己PRに使う経験を再点検してください。これらの点を答えられるようにすれば、あなたを知らない面接官にもあなたの能力・人柄が伝わります。

相手はあなたを知りません。「リーダーシップがあります」では何も伝わらないのです。具体的に、具体的に伝えてください。

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この記事のまとめ

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  • 「周りを巻き込んで〜」「的確な指示を出して〜」抽象的な言葉では、あなたのことを知らない面接官には何も伝わらない
  • あなたが活躍する姿がイメージできるように、具体的に伝える
  • 課題を解決するために何をしたのか?どうやって実行したのか?なぜそれをしたのか?結果はどうだったのか?をしっかり伝えること