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就職活動を始めよう!とは思っていても、いまいちやりたい仕事や勤めたい会社が見つからずに、就職活動をはじめらない・・・そんな学生が多くいます。
やりたいことが決まってもいないのに、就職活動に集中できない、というのは当然うなずける話です。では、やりたいことが見つからない場合、どうすればいいのでしょうか。
結論を先に言えば、やりたいことを無理に探そうとせずに、興味のある企業の説明会に「とりあえず」参加していけばよいのです。まず、やりたい仕事を無理に見つける努力をやめましょう。
やりたいことが見つからない就活生も多い
やりたいことないから就活進まないんですけど、、、 pic.twitter.com/lUQL5Hy7c8
— 佐々木 ひろき (@ssk_volley_) February 19, 2020
やりたいことないのに就活しないといけないのがきつい。どこにも就職できる気がしない。
— むー (@8_muu_8) March 1, 2019
いざ就活が始まっても、「将来やりたいことが見つからないから、全然就活が進まない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実際、SNS上でも、やりたいことが見つからないと嘆く就活生の声が多く見られます。
やりたいことが見つからないのは、あなただけではなく多くの就活生に共通する悩みです。
焦って見つけようとしてしまえば、ますます就活が行き詰まる原因になります。
やりたいことが見つからない場合も見つけようと無理しない
今の就活生は、やりたい仕事、やりたいことを3年生に近づくと急に決めさせられます。それまで何のキャリア教育も受けていないのに、「僕の本当のやりたいこと/向いている仕事」を見つけなければいけないのですね。
しかし、本当に、あなたがその仕事に興味があるなら、もうその準備を始めているはずです。
たとえば、コピーライターに『本当に』興味があるなら、そのための準備、たとえば小さな広告会社のコピー制作のバイトのようなことをしているでしょう。映画に興味があるなら、そのための準備をはじめているはずです。
その準備を全くしていないのに、自己分析をして「これが僕の向いている、やりたい仕事だ」と決めるのはかなり不自然なやり方です。
そもそも実際に経験したわけでもないのですから、その仕事が本当に自分に向いているかどうかもわからないでしょう。
つまり、大学三年生の時に、いかに時間をかけて「やりたいこと」「やるべきこと」を分析しても、圧倒的に情報が不足しているので、まともな答えが出ないのです。
どうせ悩んでもやりたいことなんて見えてこないのですから、いっそ諦めましょう。
やりたいこと→興味のあるものを探す
就活が始まって、急にやりたいことを見つけろと言われても、どのように探せばいいのかわからない人がほとんどでしょう。
いきなりやりたいことを見つけようとしても、情報不足で一向に見つからない可能性が高いため、まずは興味のあるものを探すのがおすすめです。
自分の好きなことや趣味から連想し、それと関連するようなものを探していけば、自分の興味のあるものを見つけやすいのではないでしょうか。
考え方がわからない人のために、興味のあるものを探すための具体的な手段を紹介していきます。
業界や仕事を知ることで興味が広がることも
自分が何に興味があるのかを知るには、まずは情報を集める必要があります。
就活における情報とは、業界や仕事に関する情報のことです。
業界や仕事に関するさまざまな情報を集め、集めた情報を比較することで、自分が何に興味を持ち、何に興味がないのかを理解できるでしょう。
さらに、あらゆる分野の情報を集めることで、今まで興味がなかったような分野にも興味が広がり、就活での選択肢が増える可能性も十分に考えられます。
自己分析や企業研究を行う上でも、まずは情報を集めることが大切になるため、やりたいことが見つからないという人は、考えるために必要な情報を集めることから始めましょう。
複数の企業説明会に参加する
情報集めの有効な手段のひとつが、企業説明会への参加です。
企業説明会では、企業のホームページやパンフレットに載っている情報以上のものを得られ、疑問に思うことを直接社員に質問できるチャンスもあります。
やりたいことを見つける目的以外に、自己分析や企業研究にも役立つため、就活で何から始めればいいのかわからない場合は、とりあえず気になった企業の説明会に参加してみましょう。
さまざまな業界の話を聞いているいるうちに、自分に向いている仕事や、やりたいことが見つかることも十分に考えられます。
また、一つの企業説明会に参加しただけでは、説明会で得た情報の価値や信ぴょう性を確かめにくいため、ときには複数の企業の説明会に参加し、情報を比較することも大切です。
インターンに参加する
企業が開催するインターンへの参加も、情報集めの有効な手段です。
インターンは企業説明会とは違い、企業のオフィスで開催されることがほとんどです。
そのため、職場環境や社員の雰囲気を自分の目で確かめられ、企業と自分の相性が合うのかどうかイメージできます。
企業に就職してから「自分のイメージと違った…」という採用後のミスマッチを避けるためにも、将来の自分が働く環境を確かめておくのはとても重要です。
また、インターンによっては実際の業務を体験できるものもあるため、インターンに参加すれば、自分の興味のあるものや、やりたいことを見つけやすいでしょう。
就活の先輩に仕事の選び方について聞く
就活で何から始めればいいのかわからない人は、就活の先輩に仕事の選び方を聞いてみるのもおすすめです。
一度就活を経験した先輩であれば、同じような悩みを抱え、それを乗り越えてきた実績があるはずです。
他の人の就活のやり方や失敗経験、解決策などは、自分の就活にも役立てることができます。
必ずしも先輩のやり方が自分に合うとは限りませんが、聞いたことを自分の就活に取り入れ、自分に合った方法にアレンジしていけば、それまで以上に効率的に就活を進められるでしょう。
就活の軸を定めよう
就活は内定を得ることが目的ですが、内定を得て入社した後も自分の選択に自信を持つことで、本当に就活が成功したといえるでしょう。しかし、就活の軸を定めることは難しいです。
そこで活用したいのが「就活の軸作成マニュアル」です。
就活の軸には、年収という観点以外にも様々なものがあります。このマニュアルでは、就活の軸の作り方が詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、就活に迷いがある学生はぜひ無料でダウンロードしてみましょう。
「とりあえず」で始めるのも〇
やりたい仕事を決めすぎて志望先を絞りすぎると、就活で失敗する原因になります。また、「やりたいことが見つからない」と就活を始めないのも問題でしょう。
だから、「とりあえず」でいいので就活をはじめましょう。日経の出している業界地図を読み、どんな企業があるか大枠を理解し、興味の持てそうな業界・企業に片っ端から説明会予約をしていきましょう。
様々な企業を見ていく内に「ここは入りたい」「ここは入りたくない」というようなふるい分けができてくるはずです。これは自分で実際に足を運んで見てきた実感ですから、自己分析をしてもんもんと考えるよりもずっと頼りになる情報です。
「ここに入りたい/入りたくない」という軸ができてきたら「なぜ自分はそう思うのか?」「そう思う根拠となる経験はあるか?」と自分の経験を探っていきましょう。そうすれば、自己分析で志望先を絞りすぎること無く、自分と相性の良い会社を選べる可能性が高まります。
やりたいことが見つからない人は一生かけて探していく
ギグワーカーやフリーランスとしての働き方もある
特定の企業に就職して働くという選択肢だけではなく、ギグワーカーやフリーランスとして働くのも選択肢のひとつです。
ギグワーカーもフリーランスも、特定の企業に所属するのではなく、直接クライアントと仕事を契約するという共通点がありますが、ギグワーカーは単発の仕事、フリーランスは中長期の仕事を主に請け負うという違いがあります。
ギグワーカーやフリーランスは、自分の好きなようにスケジュールを管理できる点が大きな魅力ですが、仕事の契約やお金の管理など、何から何まで自分で行う大変さもあります。
また、企業との兼ね合いや時季によっては、収入が少なくなることもあり、企業に勤める正社員ほど安定的ではないことを理解しておかなければなりません。