疑問を解消!面接で「第一志望です」と嘘をつくべきか?

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就活の面接で「当社は第一志望ですか?」「当社は第何志望ですか?」と聞かれた時に、嘘をつくべきか、正直答えるべきか、迷っていませんか?

正直に「第五志望です!」と答えたら、マズい。けど、嘘はつきたくない。そう悩んでいると思います。

では、この質問にはどのように答えれば良いのでしょうか?面接で「第一志望ですか?」と聞かれた時に、嘘をつくべきか、正直に答えるべきか。その答え方を徹底的に解説します!

なぜ企業は第一志望かどうかにこだわるのか

そもそも、なぜ企業は、面接で「第一志望ですか?」と聞いてくるのでしょうか。その意図を押さえていきましょう。

会社に本当に来る気持ちがあるか知りたい

会社が採用したいのは、会社に本当に来たい学生です。もちろん、実力は重要です。が、特に、最終面接付近になると、どの学生も優秀です。実力の差より、熱意の差が大きな要素になります。

「第一志望です!」と自信を持って答えられる学生は、「その会社に本当に入りたい学生」ですから、内定をもらえる可能性が高くなります。

逆に、どんなに優秀でも「第三志望です」と答えていると、内定は貰えません。「役員が内定を出したのに、蹴られた」というのは、人事にとっては面倒な問題だからです。

だから、どの企業の面接でも「第一志望ですか?」と聞かれるのですね。

会社への熱意があるかどうか

第一志望かを聞かれた時に、上手く「第一志望であること」を説明できるかどうかも見ています。

第一志望であると感じさせる説得力のある志望動機を語れる就活生ならば、仮にその企業が第一志望ではないにせよ、この業種・職種の仕事に熱意を持った人間であると考えられるからです。

面接評価シートで、面接官の意図を理解しよう

ここまで解説したように、面接では、面接官の質問意図を理解し、回答を考える必要があります。

面接官の意図を理解するには、「面接官の視点がわかる!面接評価シート」を活用してみましょう。

面接評価シートとは、企業の人事が学生を評価するために使用しているシートのことです。このシート内の評価項目をチェックするために、学生に様々な質問をしているのです。

面接評価シートを確認しておけば、面接官がどんな意図でその質問をしているのかがわかり、面接で圧倒的に有利になります。面接評価シートを活用して、面接官の視点を手に入れましょう。

「第一志望ですか」に嘘をつくべきか?

面接官が「第一志望ですか?」と聞くのは、その学生が内定を出しても蹴らない学生かを確認したいからでした。とすれば、「嘘をついて、第一志望と言うべきかどうか」問題には、ほぼ決着がついていますよね。

採用されたいなら、第一志望と答えましょう

企業が採用したいのは、その会社に本当に来たい学生です。最終付近になればなるほど、実力差による開きがなくなります。だから、たとえ嘘でも第一志望といいましょう。

第二志望というのは恋愛で言えば「好きだ、二番目に。で、本命にもアタックしてる。振られたら付き合ってくれ」といっているようなものです。

確かに、実力がある学生ならそれでも採用されるでしょう。ただ、普通の学生は「第一志望」といっておきましょう。

第一志望というと、内定辞退しにくいと感じるかもしれません。その時は「あの時は第一志望だったが、時間をかけて考えるうちに気が変わった」といえばよいだけです。

なお、「第一志望郡です」という答えは、とても嘘臭いのでやめましょう。本当に第一志望なら「第一志望です」と言えるはずですから。わざわざ「群」と使うのは、第一志望ではないと言っているようなものです。

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第一志望だと面接官に信じてもらう方法

面接官も馬鹿ではありません。あなたが内定欲しさに「第一志望です」と言うことくらいはわかっています。だから、「第一志望です」と語るだけでは納得してもらえない。

第一志望だと納得させるには、「第一志望だと納得させる理由」を用意しておく必要があります。

第一志望のロジックを用意しておく

「それなら当社が第一志望だよね」と相手に納得させるためには、どうするか。業界の中でも、志望企業が特に力を入れている点に興味・関心がある、と述べることです。

たとえば、総合商社の業界四位伊藤忠商事を志望する場合ならばどうでしょうか。伊藤忠はIT事業や中国事業が他の総合商社に比べて強い。だから、

私は中国のビジネスに興味がある。御社も中国のビジネスには力を入れている。だから御社だ

と、自分のやりたいことと志望企業のビジネスの得意分野を上手くフィットさせる。そうすれば、「第一志望です」というメッセージを相手に納得させられます。

金融業界のいくつかの企業で悩んでいる場合では、

  • 日本で最大の企業で日本の経済を支えたい。だから三菱UFJ銀行に行きたい。
  • 金融業界の中でもITなどを用いたイノベーションに積極的に関わっていきたい。だから、みずほ銀行に行きたい。

といったロジックを使えると、「数ある中でもしっかりと考えて当社に来たいのだな。」という印象を与えることが出来ます。

更に企業の雰囲気や評価制度と結びつけたロジックも有効です。
例えば、

    • 自分は一年目から現場で活躍してバリバリ成果を出したい。だから、若手が多く活躍している御社に行きたい。
    • しっかりと自律して自分の意思で働けるような環境が良い。だからフレックスや裁量労働制を取り入れる御社に行きたい。

というロジックが考えられるでしょう。

しっかりと企業や業界をリサーチした上で、「自分がその企業でなければいけない理由」を考えておきましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

第一志望を感じさせる志望動機には、かなりの説得力が求められます。文章を考えるのが苦手で、上手く書ける自信がない人も多いはず

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。

志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

「第一志望群」「ええと…」などごまかしはアウト

「当社が第一志望ですか?」という質問に対して「第一志望群です」という回答をしてしまったり、様々な理由をつけて遠回しにごまかしてしまったりすると、企業からの印象は悪くなってしまいます。

だからこそ、質問に対してははっきりと「はい。第一志望です。」と答えることが重要となるのです。

返答に対して企業から「本当ですか?じゃあ他の企業は受けないの?」などと突っ込みが入った場合には、

「A社に関してはまだこの部分が理解できておらず、選考の中で確かめて志望度の上下を測っている状態です。」「B社は、他にはない独特の事業と配属の仕組みを持っており、その点が自分にとってプラスに作用するかどうかを悩んでいるところです。」

などと答えることで、就職活動自体は続けているものの、現段階では御社が第一志望であるということが伝わるような回答ができます。

自身の就職活動に対してなるべく嘘をつきたくないという方は参考にしてみてください。

間をおかない、困った顔をしない

更に、「第一志望ですか?」という質問に対して間を開けた回答や困った顔をすることも企業側の印象を下げてしまうもったいない行動です。

間を開けて答えることや、困ってしまって答えられないというケースは、「この学生は当社が第一志望ではない。」という印象を与えてしまうだけでなく、「しっかりと決断できないのではないか。」という部分まで評価を下げてしまうこともあります。

せっかく面接を通過して企業側からの評価も高まってきた段階において、印象を下げてしまうことはあまり良くないですよね。

質問がなされる場面というものはだいたい想像がつく(最終面接や人事の方との面談の機会など)と思いますので、そこでしっかりと「第一志望です。」と即答できるように、日頃から上記であげたロジックや回答例を頭に入れておきましょう。

回答例文 当社は第一志望ですか?

「当然第一志望と答える」「第一志望だと、相手が納得するロジックを語る」この二点が大事でしたね。では、以上を踏まえた回答例文を見ていきましょう。

当社の志望順位を教えて下さい(Yahoo Japan)

御社が第一志望です。新しいネットビジネスを創造する役割を担いたい、という軸で就職活動をしています。志望している会社は、GREE、DeNa、リクルート、楽天、Cyber agent等です。どの会社も魅力的ですが、私にとっては御社が第一志望です。

理由は、コンテンツプロバイダー的な立場よりも、人々の行動の起点になるライフエンジンとなって、幅広い利用者の生活を支えていきたいからです。また、御社は、他の会社に比べても、ユーザー数が圧倒的に多いため、御社でならより多くの人の生活をインターネットから支えられると感じ、第一に志望しております。

Point

もちろん、「第一志望」と答えていますね。「第一志望」と答えるだけでなく、一緒に受けている会社と比べて「なぜ御社なのか」としっかり理由付けしています。

「第一志望」と答えるだけでは、面接官は信じてくれません。回答例のように、競合とくらべて、今受けている企業が優位な点をあげ、その点に惹かれる理由を答えてください。

当社の志望順位とその理由を教えてください(商社<三井物産>)

御社が第一志望です。就職活動としては商社を中心に志望をしていますが、その中でもインフラやエネルギーなどの観点から日本の屋台骨を支えていきたいという思いと、人と人の繋がりを大切にして働きたいという思いがあり、それを実現できるのは豊富な資源・エネルギービジネスを持ち、人との関係を大切にしている御社であると考えています。

御社に入ってからは先輩や同僚・後輩はもちろんのこと、海外や取引先で人との繋がりを大切にしていきながら、安定したエネルギー供給や資源調達を通じて日本の経済を支えていきたいです。

Point
      • 商社を志望しているという中でも、面接している企業が第一志望であるとはっきり伝えていること。そしてその理由を具体的に述べていること。
      • 企業でのキャリアを明確に描いていることによって、志望度の高さをアピールしていること。

当社が第一志望ですか?(メーカー)

はい。

理由としては、御社のグローバル展開と人事育成システムに惹かれているという点があります。

現在私は、「お客様の幸せを作る商品を作り、それを広めていく仕事がしたい」という理由から日系メーカーを中心に就職活動を行なっているのですが、その中でも御社の積極的に海外タバコメーカーを買収してグローバル展開を進めている点に強く惹かれています。

また若手を積極的に育成するプログラムがあり、大手ならではの安定感とベンチャーのようなフレキシブルさを兼ね備えている人事システムは私にとって魅力的で、自分にとって一番成果を発揮できる場所なのではないかと考えています。

Point
    • 第一志望である理由を具体的に2つ(グローバル展開と人事育成システム)答えていること。
    • 自分の就職活動の軸を答え、それに企業が該当していることを伝えて、第一志望であるロジックを作っていること
    • グローバル展開をしている企業は多くあるが、その中でなぜ企業が一番魅力的なのかを説明していること。
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