集団面接の流れを知って不安を解消|好印象を与える受け答え方付き

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個人面接も集団面接も同じ面接であることに変わりはありませんが、面接の流れや特徴は異なります。

面接の練習は、個人面接の練習を中心に行うため、いざ集団面接となると不安に感じる学生も多いのではないでしょうか。

SNS上でも、集団面接に対して不安を抱える学生の声が見られます。

本番で落ち着いて受け答えをするためには、個人面接だけではなく、集団面接の対策も行う必要があります。

あらかじめ集団面接の流れを知り、集団面接に対する不安を少しでも減らしておきましょう。

集団面接の入室のマナー

時間がきたら、いよいよ入室です。入室時の印象があなたの第一印象になりますから、入室のマナーは非常に重要です。きちんとしたマナーを押さえておきましょう。

先頭はドアを3回ノックし挨拶後に一礼して入室

先頭の学生は、ドアを3回ノックして面接官に合図を送ります。
「どうぞ」と促されたら、ドアを開けましょう。
先頭以降の学生は、ドアを開ける必要はないので、そのまま続けばOKです。
入室する際に「失礼します」と面接官の方をむいて挨拶をします。挨拶をしたら、静かに一礼し、部屋に入ります。

椅子の横に立ち全員揃ってから着席する

入室したら、キビキビとした動作で椅子の横まで移動して、他の学生がそろうmで待機しましょう。背筋をきちんと伸ばした状態で待ち、ダラシない印象を与えないように。

最後尾の学生はドアを静かに閉める

最後尾の学生は、「失礼します⇒一礼」の後に、ドアを静かに閉めてください。

ドアに近い席の学生から退室する

退室する際は、ドアに近い学生から退室するのが一般的です。列を乱さないように、スムーズに退室しましょう。

退室前に振り返り「失礼します」と挨拶後に一礼

退室前に、面接官の方をふりかえり、目を見て、「失礼します」と述べ、一礼をし、部屋を出ましょう。
最後に部屋を出る学生は、上記の動作を終えた後、静かにドアを閉めてください。

あなたの就活力はどのくらい?

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。

ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。

集団面接の答え方のポイント

個人面接も集団面接も同じ面接であるとはいえ、その特徴は異なります。

面接でアピールする時間は限られていますが、集団面接は個人面接以上に、一人がアピールできる時間は限られています。

アピールする時間が限られているということは、当然挽回するチャンスも少ないため、集団面接では少ない時間を有効に活用し、効果的なアピールにつなげる必要があります。

本番で慌てないためにも、まずは集団面接での答え方のポイントを知り、しっかりと準備をしてから臨みましょう。

自己紹介は簡潔にして自己PRと混合しない

ほとんどの面接では、質問を始める前に自己紹介を求められます。

集団面接の場合は、一人ずつ簡単な自己紹介をすることになるため、だらだらと長い自己紹介にならないよう注意しましょう。

自己紹介はあくまでも挨拶なので、自己PRのように「私の強みは〜で」と長々と話し始めてしまっては、自己紹介の段階でマイナスの印象を持たれてしまいます。

そのため自己紹介は、大学・学部・氏名といった最低限の情報に加え、自分の人柄がわかるような情報をひとつ話す程度に留めておきましょう。

文字数で言えば100文字〜200文字程度で簡潔にまとめることが大切です。

集団面接の自己初回の例文

例文

○○大学、○○学部の○○と申します。

大学では社会福祉学を専攻しており、卒業論文では、今後のさらなる少子高齢化に対応するための地域福祉について研究しています。

趣味は筋トレです。

一時期太ったことがきっかけで筋トレを始めてハマりました。筋トレは、ダイエットや筋肉をつけることはもちろんですが、今ではリフレッシュのためにも毎日行なっています。

本日はこのような場を設けていただき、誠にありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

1度の回答が長くなり過ぎずも内容は具体的に述べる

集団面接では一人が回答する時間は限られているため、アピールしたいことを簡潔にまとめて話すことが大切です。

話が長すぎて、途中で面接官に遮られるのは避けたいです。

どのような質問に対しても、まずは結論を述べてから、具体的なエピソードと学んだことを話すのが効果的です。

ただし、簡潔にまとめるといっても、話の内容は具体的にする必要があります。

結果や概要ではなく、自分がどう感じ、どのようなことを学んだのかが伝わるような回答を心がけましょう。

自己PR

自己PRは非常によく質問される内容の一つです。あまり長くなり過ぎないように90秒程度(文章にすると500〜600文字程度)で簡潔に話せるようにしてください。

集団面接では自己PRのチャンスは限られているので、あなたの強みを確実に伝えられるよう、「結論先行(私の強みはxxxです)」で伝えてください。

例文

△△大学経営学部の○○と申します。大学ではグローバリゼーションと異文化マネジメントについて学んでいます。

私の強みは、交換留学経験によって得られた英語力とグローバル視点です。世界中からの学生の集まる中で、英語で授業についていくことは苦労の連続でしたが、飛躍的に伸びた英語力と環境適応力は大きな糧となりました。

また、日本での勉強量とは比べ物にもならないほどの勉強をしなければついていけない授業を受けている仲間より刺激を受け、このままでは国際社会ではとても太刀打ちはできないと実感して、帰国後は大学の授業以外にも興味を持ったことを独学で勉強する向学心を持てるようになったことは、最大の収穫です。

貴社では、研修制度が整っていて、MBAの研修をすることもできると伺っています。

また、貴社の国際進出の成功に大変興味を持ち、現地でのマネジメントの仕事をしたいと考えています。グローバル時代のこれから、理想的な環境と思い、是非、大学で学んだことを活かし、お役に立てればと思っております。

本日は、よろしくお願いいたします。

志望動機

志望動機の構成は1つではありませんが、取り組みたい仕事、活かしたい資格や専門知識などは、必ず述べる必要があります。

そのほかにはインターンシップで得た経験ややりがい、OG・OB訪問での印象、将来のキャリア設計、仕事に関する志・夢などを挙げましょう。

以下は、志望動機でおすすめの内容です。

  • 1. 自分の志・夢またはキャリア設計
  • 2. 企業との共通点・感銘を受けたポイント
  • 3. 取り組みたい仕事・資格・専門知識を活かした目標・業務

題材が他の就活生と被っても変更する必要はない

質問の回答が他の学生と被ったからといって、わざわざ他の話に変更する必要はありません。

集団面接で、自分が言おうとしていた話が他の学生の話と似ていた場合、「被ってしまったから、別の話にしなければ」と焦ってしまうこともあるでしょう。

しかし面接では、何の題材を選ぶかという点よりも、事柄に対してどのような考えを持ってどのように取り組んだかが重視されます。

そのため、他の学生と題材が被ってしまった場合でも、焦って回答を変更し、取ってつけたような回答をしなくていいのです。

内容や考え方は異なるため自分の考えを述べる

選んだ題材が同じだったとしても、考え方や取り組み方まで被ることはありません。

例えば、最近気になったニュースについての質問の場合、直近で起きた大きなニュースが選ばれやすく、題材が被りがちです。

しかし、ニュースに対して個人が持つ感情や考え方は人それぞれです。

そのため、自分の意見を持っていない題材に無理やり変更するより、たとえ他の学生と題材が被っていたとしても、自分の意見をはっきりと伝えられる回答のほうが好印象につながりやすいでしょう。

「○○さんと同様で」と一言付け加えられると好印象

集団面接で他の学生と題材が被ってしまった場合は、自分が回答する際に「○○さんと同様で」と一言付け加えてから話し始めると好印象です。

集団面接でやってしまいがちな、緊張や不安から自分の解答に集中してしまい、他の就活生の解答をまったく聞いてなかったということです。

面接という緊張の場でも、周りの考えに耳を向けることは大切です。

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集団面接では他の学生が答える間は頷きを適度に加える

集団面接では、自分が回答する番ではないからといって、気を抜いてはいけません。

他の学生が回答している最中でも、あなたの表情や仕草は見られています。

自分のことに精一杯になる気持ちは分かりますが、他の学生の話を聞いていないような態度は印象が良くありません。

話を聞いていないと思われないためには、他の学生の回答に対して適度な頷きを加えることが大切です。

他の学生の回答に対して、「あなたはどう思いますか?」と急に話を振られることもあるため、周りの発言にも注意して聞いておきましょう。

面接本番で、自分のことも他の就活生のことも気にしなくてはいけないと、いっぱいいっぱいにならなくていいように、自分の解答においては前日までに履歴書やエントリーシートの振り返りや、予想される質問の解答を作成などは終わらせておきましょう。