これで完璧!集団面接の入室から退室までのマナー【図解あり】

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集団面接の入室マナーがわからず、困っていませんか?集団面接は、個人面接と違って、面接室に入る順番でマナーが変わってくるので、どうしても混乱してしまいますよね。

ただ、集団面接では、入室時の印象は非常に重要です。入室時の印象があなたの第一印象になるので、そこで失敗していると、マイナスの印象を引きずって面接をしることになってしまいます。

そこで、就活生のために、失敗しない集団面接の入室・退室のマナーを徹底的に解説いたします。

入室・退室で重要なこと

面接の準備をする際、面接内容や質問への対策だけで満足していませんか。入室と退室に関するマナーももちろんあります。何気ないことですが、印象をも左右しかねない重要な事項です。

特に集団面接時の入室と退室では比較対象がいる分知っているのと知らないのでははっきりと差がついてしまいます。

要点を押さえ、次の面接から取り入れてみましょう。

笑顔を心がける

笑顔は基本です。面接はもちろん誰でも緊張しますが良い第一印象を与えるために笑顔は不可欠だと言えます。

1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが発表した論文「Silent messages」の中で発表された「メラビアンの法則」では、「第一印象は3〜7秒で決まる」ということが述べられていました。

確かに初対面の方に会うとまず顔や表情を見て少なからず「優しそう」「怖そう」といった印象を受けることはあります。

入室時点での第一印象が悪いと、どれだけいい話をしたとしても、良くないイメージを引きずったままになってしまいます。

退出の際も、部屋を出るまでが面接です。最後に残る印象は合否の判断に多大な影響を与えかねない為常に見られている意識を持つべきでしょう。

集団面接の際は特に、比較対象が周りにいる状況ですから誰よりも口角をあげて笑顔で入室・退出しましょう。

挨拶の声ははきはきと

入室時や退出前の挨拶は、はきはきとした声でしっかり、明るく伝えましょう。

自分自身はいつも通りのつもりでも、緊張のせいで早口になってしまったり声が小さくなってしまったりすることもあるでしょう。

挨拶は人間関係を構築する際にも大変重要であり、印象をも左右するといっても過言ではありません。

挨拶は明るくはきはきと行いましょう。

ドアの開け閉めを丁寧に

面接時意外と忘れがちなドアの開け閉めは丁寧に行いましょう。面接で良い事を言ったり、良い振る舞いをすることは当たり前であり、全員が気を付けている事です。

以前、大手航空会社出身のマナー講師から伺った話では、集団面接の入室・退出時にはふとした瞬間にでる素の部分も見ている、との事でした。

具体的には、ドアの開け閉めの所作はもちろんのこと、最後にドアを閉めてくださった方に対する態度なども見ている場合もあるそうです。開閉時は音を立てないように、両手で行うのは基本です。

ただ、自分だけがスムーズに入室・退出すればいいのでしょうか。

集団面接は企業の時間の都合だけで行なっているわけではなく、「協調性」を見たり「他者との比較」をしたりする為であるとも言えます。他の方への気配りといった面でも、小さなところは普段から気をつけていきたいものです。

本番前に面接力を診断しておこう

集団面接では、身だしなみ、自己PR、志望動機…様々なチェックポイントがあります。どこかに大きな抜けがあると、内定を取るのが一気に大変になります。

思わぬ失敗を防ぐため、志望企業の本番の前に一度、「面接力診断」やっておきましょう。

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集団面接の入室のマナー(入室の流れと挨拶のタイミング)

集団面接では、面接室に入る順番によって、行うべきマナーが変わります。面接ではどの順番になるかはわからないので、どの順番になっても正しいマナーができるようにしておきましょう。

1.ドアを3回ノックする(先頭の場合)

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入室の順番が先頭になった場合、先頭の就活生がドアをノックしなければなりません。面接室のドアを3回しっかりノックしましょう。

ドアノックの回数は、国際水準のマナーで定められており、「2回はトイレ」となっています。最上級の敬意を示す場合は、4回ノックがベストとされていますが、ビジネスの場では大げさなので、省略して3回のノックを行います。

2.入室を促されたら、ドアを静かに開ける(先頭の場合)

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「どうぞ」「お入りください」と面接官に促されたら、ドアを開け、ドアノブを持ったまま、「失礼します」と挨拶をしましょう。挨拶を終えたら、お辞儀をします。お辞儀と一礼のタイミングが重ならないように注意しましょう。お辞儀は挨拶を言った後です。

他の学生が続いて入れるように、ドアは気持ち大きめに開いておきます。次の学生が入室する際には、ドアノブを渡してください。

先頭の学生は、ドアを開けたら、椅子の横まで移動し、他の学生を待ちましょう。

3.先頭の学生に続き、「失礼します」と挨拶をして入室

以降の学生も、先頭の学生に続き、入室します。基本は同じです。ドアノブを持ったまま、入室時に「失礼します」と挨拶し、挨拶の後、お辞儀をします。次の学生にドアノブを渡し、自分は椅子の横まで速やかに移動してください。

4.ドアを静かに閉める(最後尾の場合)

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最後尾の学生は、ドアを閉めところまでやる必要があります。

入室したら、まずドアを静かに閉めて下さい。この際、お尻が面接官の方向を向かないようにドアに対して半身に立ってドアを閉めましょう。

ドアを閉め終わったら、「失礼します」と挨拶した後、お辞儀をします。椅子の横に向いましょう。

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集団面接中に押さえておきたいマナー

集団面接中にも押さえておくべきマナーがあります。基本は面接と同じなのですが、「集団面接ならでは」のマナーもあるので押さえておきましょう。

他人の話もしっかり聞く

他の学生が話している最中は、その学生の話をしっかり聞きましょう。大げさになりすぎない程度にうなづきながら話を聞くと良いです。

「傾聴力」のチェックとして、人の話を聞く態度も面接官に見られている場合があります。また、話している人の方を一切みないと、余裕がない印象を与えてしまう恐れがあります。

他人が話している時も気を抜かない

集団面接をしていると、自分の時はしっかり話せるのですが、他人が話している時に明らかに気が抜けて、髪の毛をいじったり、手遊びをしている学生がいます。非常に印象が悪いので、他人が話をしている時も気を抜かずに、背筋を正して、面接を受けましょう。

面接の入室に関するよくある質問

面接の入室に関してのよくある質問として、かばんやコート、傘などの手荷物についてがあります。面接の練習をする際は荷物などない為、意外と抜けがちであるマナーです。

正しく理解してイメージトレーニングをし、本番はスマートに入室・退室できるようにしましょう。

1.面接の時、鞄はどこに置けばいいの?

面接の際、基本的に鞄は利き手側の床に置くようにしましょう。

置き方ですが、イスなどにもたれ掛けさせることのないようにするのがマナーです。

柔らかすぎる素材の物を選ぶと独立させて立たせることができませんので、面接には不向きと言えるでしょう。

更に注意したいのが、ファスナーやボタンが付いていない鞄の場合、倒れた拍子に中身が出てしまう恐れがあります。自分自身が入室から面接までスマートに進む為、鞄選びにも注意すべきです。

2.面接の入室時、コートはどこにかければいいの?

コートですが、面接の際は一般的に床に置いたかばんの上に綺麗に畳んで置くことが望ましいです。鞄にしろコートにしろ、基本的には床の上に直接置きます。鞄がある場合はコートは鞄の上となります。ちなみに、コート掛けがあるからといって勝手に使うのはマナー違反です。

膝の上に置いたり椅子に掛けることもやめましょう。

また、コートの畳み方ですが一般常識として、コートの外側が内側に入るような折り方が良いです。面接によっては、予備の椅子が1脚ずつ各席の横に置いてあり、その状況でもきちんと床に荷物を置いているか、というところを見ている企業もあるようです。

基本的に自分のものは下に整頓して置くようにしましょう。

3.傘や大きな荷物はどこに置けばいいの?

天候によっては傘を持っている場合もあると思います。傘はカバンの横に、邪魔にならないよう真っ直ぐ置きましょう。

注意したいのは、傘の先端を面接官の方に向けないことです。

また、水滴などが付いている場合は拭き取るか傘袋に入れ会場を汚さないようにしましょう。

大きな手荷物ですが、基本的に面接に必要がないものであれば駅のコインロッカーに預けるなど持ち込まないのがベストです。面接に必要がある荷物の場合は、同じく鞄の横に揃えて置きましょう。

集団面接の退室マナー(退室の流れと挨拶のタイミング)

集団面接が終わったら、退室をします。「終わりよければ全てよし」という言葉があるように、最後の印象は非常に重要です。正しいマナーを押さえましょう。

1.終了の合図をされたら、椅子の横に立ち、挨拶をする

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集団面接が終わったら、「それでは、本日の面接は終了です」と合図を出されます。指示を聞いたら、静かに椅子の横に立ち、「ありがとうございました」とハキハキとした声で挨拶をしてください。

「ありがとうございました」と挨拶をしたら、お辞儀をします。この時も、挨拶とお辞儀のタイミングが同時にならないように気をつけましょう。挨拶とお辞儀のタイミングは分けるのがビジネスマナーです。

2.ドアに近い側から退室をする

退室をする際の順番ですが、ドアに近い席の学生から、退室をするのが一般的です。ドアに近い側に座っている学生は、率先してドアに向かいましょう。列が乱れないように、しっかりと一列にならんで退室をしましょう。

3.退室前に面接官に振り返って挨拶をする

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退室する前に、面接官の方を振り返り、「失礼します」と挨拶をしましょう。その後、お辞儀し、退室をします。挨拶と一礼のタイミングは分けましょう。

4.ドアを静かに閉める(最後尾の場合)

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最後に退室する人はドアを閉めましょう。あまり大きな音を立てないように、両手でドアノブを持ち、静かにドアを閉めていきます。

集団面接の入室前・退室後も気を抜かないこと

集団面接では、面接室に入る前の態度もチェックされていることがあります。入室前や、退室後は気が抜けていて、私語をしてしまっている学生が少なくありません。

入室前・退室後の態度も見られていると考え、気を抜かず私語は控えましょう。他の就活生と交流を深めるのは悪いことではありませんが、会社の外に出た後からでも遅くはありません。

「会社の外に出るまでが集団面接」と考え、余計な私語は控えましょう。

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