TEDに学ぶ!人を揺さぶるプレゼンをするために知るべき5つのこと

tedプレゼン

私がやったことの大半は、他人の模倣である。

サム・ウォルトン(世界最大の小売り企業、ウォルマートの創業者)

世界最高のプレゼンテーションイベントであるTED。TEDを何本も見ていると、数分で我々の世界観を変えてしまう、彼らの巧みなプレゼンテーションには、共通する5つのルールがあることに気がつきます。

何が彼らのプレゼンテーションを一流たらしめているのでしょうか?その5つの秘密を理解し、模倣し、自分のプレゼンテーションに応用すれば短期間でプレゼンテーションが上達するはずです。

TEDのプレゼンを分析してわかった、人を動かすプレゼンをするための5つのルールを紹介します。

1.常識を攻撃する

プレゼンの冒頭で最も重要なのは、最初に聞き手の「知りたい」という欲求を引き起こすことです。心理学の知恵を借りれば、聞き手の知的好奇心を刺激するには、
  1. 興味を持っていることについて
  2. 自分の知っていることと違う事実
を提供するのが効果的です。常識との不適合が起こった時、私たちは「知りたい!」と思うのですね。

だから、素晴らしいTEDのプレゼンターは、私たちの「当たり前」だと思っている常識をまず揺さぶり、聴衆をプレゼンに引き込みます。

たとえば、心理学者のショーン・エイカーは「一生懸命頑張れば、成功し、幸福になる」という私たちの思い込みに揺さぶりをかけます。逆なのだ、と。彼はプレゼンの中で、「幸福になると、脳の力が引き出され、より生産的になり、成功する」という仮説を立証していきます。


あるいは、あまりにも有名なプレゼンテーションですが、ダニエル・ピンクの『やる気に関する驚きの科学』も、「報酬を増やせば、従業員は頑張り、成果があがる」という「当たり前」の常識を否定し、新しいモチベーションのあり方を示していきます。


例をあげればキリがありません。なぜなら、数えきれないほど多くのTEDプレゼンテーションが「常識への攻撃」を使っています。聞き手を話に引き込みたいなら、「相手の持っている常識を攻撃」することからはじめましょう。

2.ファクト!ファクト!ファクト!

プレゼンの目的は相手を納得させ、相手を動かすことです。納得させるには、主張の根拠となる事実が必要です。事実がなければ、どんな賢明な主張もまやかしに過ぎないものになってしまいます。

TEDの優れたプレゼンテーションは、説得力のある事実によって、その主張を立証していきます。

たとえば、『選択の科学』の著者、シーナ・アイエンガーは、「選択肢が多いほど良い」という私たちの常識の誤りを証明するため、こんな事実を紹介します。


  • 食品スーパーで24種類のジャムを売るより、6種類のジャムを売ったほうが6倍も購入率が増えた
  • 一生を左右する選択であるにも関わらず、確定拠出年金(401k)のプランが多ければ多いほど、加入率は下がる(選べるファンドが2つのときは、75%が加入するが、選べるファンドが60近くあるときは、60%しか加入しない)
プレゼンテーションで最も重要なのは、自分の主張を証明する事実を集めることです。強力な事実さえあれば、相手は納得せざるを得ないからです。

重要なのは、事実です。データ、事例、エピソード・・・あなたの主張を証明するあらゆる材料をそろえてからプレゼンテーションに臨んでください。

3.相手の関心に近づく

話が下手な人は、自分の興味のあることを話し、話が上手な人は、相手の興味があることを話します。もし、相手があまり関心のないテーマを話そうとするなら、「自分から相手の関心に近寄る」ことが必要です。

たとえば、イタイ・タルガムがやっているように。


イタイ・タルガムは、「オーケストラの指揮」という馴染みのないテーマを、「リーダーシップ」という私たちの興味のあるテーマによせてプレゼンを展開します。

「リーダーシップとはどうあるべきか」というテーマが、神経質なまでに細かい命令を下す指揮者、個々の創造性にまかせる指揮者・・・偉大な指揮者たちによる指揮の映像と共に語られていきます。気がつくと、全く興味のなかった指揮の世界に引き込まれているのです。

相手の関心に近づいて話せば、相手があなたの話を熱心に聞いてくれる確率はぐんと高まるでしょう。相手の興味に昇順をあわせて語りましょう。

4.形にしよう

聴衆を惹きつける方法としては、
映像>>写真>>グラフ>>音声>>文字
の順で力の差があります。目の前で、主張の証拠を、目に見える形で見せられれば、最も効果的に聴衆にメッセージを伝えることができます。

TEDのプレゼンターは決して文字だけ、言葉だけで説明しません。目に見える映像によって、実際に形にしてみせ、聴衆の脳裏にメッセージを刻みこむのです。

たとえば、デレク・シーヴァーズは社会運動が起こるさまをたった3分の動画を使って説明しています。(個人的にはもっとも好きなプレゼンテーションです)

ひとりの「バカ」が人を巻き込みリーダーになり運動を起こしていく様についての、もっともシンプルで、もっとも優れたなサマリーです。


マイケル・プリチャードは「形にする」という点では、TED史上でも最高のプレゼンテーションの1つでしょう。

浄水に下水、動物の糞・・あらゆる汚物をどんどん加えていき、「ひどい汚水」をつくり、彼の開発した携帯式の浄水ボトルにいれて、あっという間に浄水に変える。これほど説得力のあるい『ファクト』は存在しないでしょう。(4:00〜肝心の部分が始まります。)


「目に見える形」で見せることほど説得力のあるものはありません。あなたのプレゼンを見える化しましょう。

5.未来に焦点をあてる

人を揺さぶり、協力を得るには、「自分のアイデアが未来をどう変えるか」を相手に理解してもらう必要があります。

TEDのプレゼンターは、ただアイデアの優位性を話すだけでなく、自分のアイデアがどんな未来を、ビジョンをつくるのかを説明し、聴衆を自分の描く未来へと巻き込み、熱狂させるのです。

たとえば、サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」は、優れたオンラインビデオ学習プログラムが世界の教育をどうやって変えるのか、私たちに具体的なビジョンを与えます。


彼はビデオによる教育プログラムの「今まで勉強できなかった人達が気軽に、最高の教育を受けられる」という優位性を示した後、プレゼンテーションを「未来へのメッセージ」で締めくくります。
大学に入り直すために当然の知識を勉強し直そうとして 戸惑っている大人にも役立ちます。日中は家族のため働かなければならず、そのため学校に行くことができない カルカッタの路上の子どもにも 役に立つでしょう。

今や彼らは毎日2時間使ってみんなに追いつき 自分の無学に 恥ずかしい思いをせずにすむのです

このように、相手の頭の中に、具体的な「未来図」を描いてあげるのです。

もちろん、このメッセージの後、会場はスタンディング・オベーションにつつまれます。相手を納得させるだけでは人を動かすことはできません。重要なのは「良い未来」を相手にも見せてあげる事なのです。

良いインパクト、良い未来によって相手を動かしましょう。

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