失敗しない!面接での自分の短所の伝え方【例文あり】

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就活の面接では、短所を質問されることが多くあります。この記事をごらんの方は、短所の応え方が分からない人や、なんでそんな質問をするのかと疑問に思う人ではないでしょうか。

Twitter上でも短所の答え方について悩む声が見られます。

ここでは、短所について質問する理由と合わせて、答え方も例文で紹介します。
ぜひ参考にしてください。

面接で短所を聞く理由

①社会で働くうえで決定的な短所を持っていないか
②自分を客観的に見れているか
③短所への対応を自分で分かっているか

面接官が短所について質問をする理由には、主に下記の3つがあります。
① 社会で働くうえで決定的な短所を持っていないか
「社会で働くうえで決定的な短所」とは、たとえば「時間にルーズである」「約束を忘れてしまいがち」などが挙げられます。

② 自分を客観的に見られているか
客観的に自分を見ることができず短所や間違いを認められない人もいます。自分の短所を理解していない場合、仕事において短所による不具合が生じたときに、他人の助言を受け入れられず業務改善がなされない場合もあるのです。

③ 短所への対応を自分で分かっているか
短所は誰もが持っているものであり、企業で働くうえでは自分の短所をコントロールする力が求められます。企業という組織で働くなかで、短所が業務の妨げとならないように、面接では短所への対応も質問されることが多いです。

短所として面接で伝えられるもの一覧

面接で伝えられるものとして、下記のような短所が挙られます。
短所を回答する上で正解はありませんが、社会で働くうえで決定的な短所は回答として選択しないようにしましょう。

・せっかち
・緊張しやすい
・新しいものが好き
・他人にも自分にも厳しい
・優柔不断
・マイペース
・人見知り
・プレッシャーに弱い
・気持ちをそのまま伝えてしまう
・負けず嫌い
・考えすぎてしまう
・心配性
・単純
・失敗を恐れてしまう
・遠慮をしすぎる
・アクシデントに弱い
・自分の意見に自信が持てない
・目立ちたがり
・そそっかしい
・先走ってしまう
・鈍感
・流されやすい
・臆病
・直前に追い込もうとしてしまう
・無理をしがち
・なかなか見切りをつけられない
・柔軟性に欠ける

長所から短所を考えらることもできる

短所が分からない人は、長所から考えることもできます。例えば、「リーダーシップ」は言い方を変えると「我が強い」と言えます。その他、長所の「忍耐力」は「あきらめが悪い」と言うことができます。「ポジティブ」は「楽観的」とも言い換えられます。

このように、短所が何か分からない人は、長所の反対を考えてみてください。

面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。

面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

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短所の効果的な伝え方は対策方法も一緒に述べる

短所を伝えるときは、ただ短所を述べるだけでなく、短所への自分なりの対策方法も一緒に述べるようにしましょう。

「私のあきらめの悪さから部長とケンカをしてしまい、学際では1日目は出展できませんでした。」自分の悪いところを認めることはいいことですが、そえれで終わっては行けません。

この出来事があったことで、何に自分は気づき、今後どのようにしていかなくてはいけないのか、を伝える必要があります。

上記の短所「あきらめの悪さ」の場合は、
「納得のいくまで作業を続ける性格なので、デッドラインを決めて早め早めのスケジュールで取り組み、最終的には周囲と足並み揃えられるように、気を付けています。」

といった対策も加えて伝えるようにします。

エピソードは2つ3つ用意しておく

面接では1つ短所を伝えても、「その他にもありますか?」とさらにエピソードを聞かれる場合があります。

これは、しっかり自己分析をしたうえで答えているか、客観的に自分を見ることができているかを確かめるためです。

2つめのエピソードが出てこない場合は、思い浮かんだだけの短所ではないかと思われる可能性もありますし、2つめの短所が出てきても、自分の欠点をさらけ出すだけになってしまいます。

おのため、1つめと2つめの短所の要素は同じで、エピソードが異なるものを用意しておくといいでしょう。

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短所を伝える例文

マイペースの短所の伝え方

例文

私の短所はマイペースなところです。
私はどんな場面においても焦ることが無く、ゼミでグループワークをしていたときにはメンバーの進捗状況に自分だけが追い付いていけなかったことがありました。

自分が担当していたテーマが気になってしまい、時間が限られている中で調査に余計な時間を割いてしまっていたのです。結果としてメンバーの足を引っ張ってしまいました。

これをきっかけに、タスクを抱えたときは、まず全体の計画を把握したうえで、自分タスク管理表を作成し、スケジュールに則っているか確認しながら作業を進めることを大切にしました。

最初は決めていたスケジュールから送れるなど、苦戦しましたが、チームで同じものを目指すにあたり、足並みをそろえることが大事だと分かり、タスクの時間管理が身につきました。

マイペースは長所にも捉えられますが、企業という組織に属し、チームで仕事をする場合には、欠点でもあります。

足並みを揃えられなくでは、チーム全体だけでなく企業にも影響を及ぼすことも考えられます。

上記の例文では、自分のマイペースさの欠点に気付き、カバーするためには、何が必要か把握し、行動に映せている点が評価できます。

欠点であるマイペースを、自分で自己評価してしまうと、客観的に見れずに自分中心となっているとマイナスの印象を受けますので注意してください。

思ったことを口に出してしまう短所の伝え方

例文

「私の短所は、時に素直すぎてしまうところです。
私は以前まで、”論理的に正しければ反対の意見をしても構わない”という考えでした。しかしいざアルバイトを通して社会に出てみると、どれだけ論理的な意見であっても、伝え方ひとつで相手の機嫌を損ねてしまったり、交渉に失敗してしまったりということがありました。

その経験から、私は思ったことや考えたことをすぐに口に出すのではなく、相手の背景や感情をできるだけ読み取って、上手に伝えるように努めるようになりました。
その結果、言葉のキャッチボールがスムーズになり、双方に満足して話し合いが終わるようになりました。

失敗から学んだことを、コミュニケーションにうまく活かしています。
素直さはもちろん大切ですが、特にお客様と関わる仕事内容の場合は、思ったことを口に出せばいいというものではありません。

相手の背景や感情を読み取りながら意見を伝えられる人は、社内外で上手にコミュニケーションが取れそうな人材と評価できます。

人に流されやすく思ったことを口に出せない短所の伝え方

例文

私は、流されやすく自分の意見を口に出せない欠点があります。
人と揉めることや、話し合うよりも、同調して楽な方を選んでしまうのです。

しかし、自分の考えを伝えないことで、その日は1日中、自分に対する苛立ちやもやもやがあります。
この気持ちを改善したく、20歳の誕生日を区切りに、私は自分の意見をまず口に出すようにしています。共感してもらえたときはとても嬉しいと思いましたし、周囲から指摘されたとしても、納得したらそれは学びとして自分の糧になると考えるようになりました。

「ああいえば良かった」「こうしたら良かった」と後悔のないように過ごすためにも、社会人になっても自分の考えを口に出すことには意識したいと思います。

自分の意見ばかり言うのはマイナス評価ですが、周囲の意見も受け入れる素直さが見られます。

自分の考えを口にしない人は、本心が掴めずマネジメントに工数がかかると思われがちです。しかし、考えを口にできるかつ、素直さもあれば、研修しがいのある子と思う採用担当者もいるでしょう。

短所は対策と合わせて伝えることが大切!思いつかないときは長所から考えよう

短所の伝え方について解説しました。
採用担当者が短所を聞く理由として3つあげましたが、どれも社会、組織で働くからこそ、聞いておきたい内容です。

伝えていい短所かどうか分からない人は、自分の長所と正反対にある短所で、これまでにエピソードがないか考えてみてください。

また伝え方としては、短所だけ「〇〇です」と述べるのではなく、必ず改善点と合わせて伝えてください。
それにより、短所を理解して自分なりに周りと付き合うために努力していることが伝えられます。