面接で業界志望理由を聞かれた時に的確に答える3つの秘訣

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就活の面接で「業界志望動機」「業界志望理由」を質問されることがあります。志望動機については準備していても、「業界の志望動機」は用意していない学生が多いので、上手く答えられずに戸惑うかもしれません。

でも、大丈夫。わかりやすい例文をもとに、面接で業界志望動機を質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!

面接で業界志望理由を質問された時の回答例

例文

私が銀行業界を志望するのは、企業経営のパートナーになり、企業の「底力」を引き出したいと考えているからです。

学生時代に、ベンチャー企業でのインターンで販促業務に従事し、「どんな売上増加施策をするにもまず資金」と、企業におけるファイナンスの重要性を肌で実感しました。その時から、ファイナンスを通して、企業の可能性を引き出せる銀行業に興味を持つようになりました。

銀行業界の中でも、地域の中小企業に寄り添い、経営を支援することができる地銀に特に興味があります。ファイナンスを通して、企業の可能性を引き出し、日本経済に貢献したいです。

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業界志望理由を作成する際、文章を考えるのが苦手で、上手く書ける自信がない人も多いはず

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【質問の意図】なぜ面接官は業界志望理由を質問するのか?

まず、そもそもなぜ企業は「業界志望動機」を質問するのか?その意図を考えてみましょう。質問の意図を理解することで、的確な回答ができるようになります。

仕事への本気度を知りたい

この質問は「業界の仕事そのものへの熱意」を確認したいという意図でされる質問です。学生の志望動機には「社風に惹かれて」「御社のOBに会い〜」「御社の製品が好きで〜」と、「会社への憧れ」レベルの志望動機が多く、「本当にこの仕事をやりたいという想いがあるのか?」が伝わりません。

「なぜこの業界なのか?」業界そのものへの動機を聞けば、学生がその業界の仕事に本当に興味関心があるか?を確認できます。その業界の仕事自体に関心がないと「業界志望動機」は説明できないからです。

企業は「業界志望動機」を質問して、就活生の「仕事そのものへの熱意」「業界そのものへの熱意」を確認しようとしています。

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面接で業界志望理由を質問された時の答え方

例文1

私が銀行業界を志望するのは、企業経営のパートナーになり、企業の「底力」を引き出したいと考えているからです。

Point

最初に志望理由の結論を伝えており、その後にどのような理由で企業選びをしたのか、関心が高まります。

例文2

学生時代に、ベンチャー企業でのインターンで販促業務に従事し、「どんな売上増加施策をするにもまず資金」と、企業におけるファイナンスの重要性を肌で実感しました。

その時から、ファイナンスを通して、企業の可能性を引き出せる、銀行業に興味を持つようになりました。

Point

より多くの資金があれば、企業の可能性が引き出せると考えた点にインターンでの体験が重なり説得力を高めています。
資金の大切さを実感している点が好印象です。どのくらいの期間実施しているかがわかると、さらに具体的になります。

例文3

銀行業界の中でも、地域の中小企業に寄り添い、経営を支援することができる地方銀行に特に興味があります。

ファイナンスを通して、企業の可能性を引き出し、日本経済に貢献したいです。

Point

地域の中小企業と連携し、どのような可能性を引き出していくのか、個人の視点が加わるとさらに説得力が高まります。

1.「なぜその業界なのか?」「他の業界では駄目な理由」を考えてみる

業界志望動機ですから「なぜその業界なのか?」を簡潔に語る必要があります。まず、結論から「なぜその業界なのか?」を説明しましょう。

「業界への志望動機」を考えるには、「他の業界ではダメな理由」を考えると、上手くいきます。

たとえば、銀行業界の志望動機に「モノではなく、形のない商品を扱うことで、人間としての力が試される環境に魅力を感じる」という志望動機がよくあります。しかし、「形のないモノを扱う」業種は、コンサルティングでもいいし、商社でもいいし…他の業種がいくつも該当してしまいます。「業界志望動機」としては、あまり良くありません。

例文のように「企業のファイナンスを支えたい」なら、「他の業種では駄目な理由」になりますよね。「この業界志望動機は、他の業界では駄目な理由になっているか?」を考え、説得力のある業界志望動機を作成しましょう。

2.過去の体験・実感を交えて「なぜその業界なのか」を語れればベスト

「なぜその業界なのか?」結論だけ語っても、信用出来ない回答になってしまいます。だから、過去の体験をもとに、「なぜその業界なのか?」理由を語り、より説得力のある回答にしましょう。

たとえば、例文では「学生時代のインターン経験」を通じて「中小企業の切実な資金需要を実感→ファイナンスを通して企業を支えられる銀行」と「なぜその業界なのか?」を説明しています。

このように、過去の体験・実感を交えて、「なぜその業界なのか?」を説明すると、説得力のある回答になります。

3.業界で「挑戦したいこと」を加えて、熱意を伝えよう

リクルートの調査によれば、採用において重視される項目1位は「人柄」2位は「企業への熱意」です。企業への熱意をあらわすために、メッセージの最後に「仕事への抱負」を語りましょう。「仕事でこんなことにチャレンジしたい」という想いを語れば、あなたの熱意が伝わります。

例文のように「その仕事を通じて、どんな価値を社会に提供したいか?」を最後に述べてください。

面接で「業界志望理由」について質問された時の回答例

例文1

①食品メーカー(文系・女子を想定)
「食」を通して世の中を明るくしたいというのが私の夢です。

変化のある生活を送れるということは、毎日新しい楽しみに出会える、ということだと思うためです。

私は、中学生のころ、体系を気にして食事制限をした時期がありました。

食事を制限する中で、自分に合った食べ物を発見していくのが楽しみでした。
貴社は、消費者に楽しみだけではなく、健康をもたらしてくれる商品を多く扱っており、消費者へのアプローチの仕方は社員それぞれが自ら考え、実行しているという印象的で、多くの人を巻き込んでいく、貴社の影響力の強さにも魅力を感じています。

影響力の強い貴社で、常に新しいことに挑戦していける仕事がしたいと考えています。

Point

ダイエットという実体験があることで志望動機に説得力が増しています。
実際に業界を分析し、志望する企業が持つ強みにも触れていること、入社後の意気込みから入社への熱意の高さも感じる点も高評価です。

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②大手出版(文系・男子を想定)
私は、人の成長を応援していきたいです。

そのため、顧客一人ひとりの課題解決や向上意欲を、本気で応援している御社に魅力を感じました。

御社に惹かれた最大のポイントは、マーケティングの手法です。

顧客一人ひとりのニーズを把握した上で、相手が欲しいもの・必要なものを叶えようとしている点です。

御社は相手と向き合うことに、非常にこだわりを持っていると感じました。

私は、そのこだわりは御社の強みであり、顧客が心から満足してもらうためには絶対に必要なことだと考えてます。

私も顧客一人ひとりに本気でアプローチする手法にこだわり、ビジネスとして成果を上げると同時に、人の成長を応援したいと考え御社を志望します。

Point

この学生の志望動機からはビジネス思考の高さがうかがえ、ビジネス的な観点からこの会社の特徴に価値を見出しているのがわかります。

出版社を志望する学生の多くは、出版社に対する好意と憧れで応募する中で、志望企業の特徴をきちんと捉え、自らの関心・志向との接点をアピールできる志望動機は、高評価です。

自分ならどんなサービスを提供できるのかまで言及できれば、もっとアピール度の高い志望動機になります。

「業界志望理由」について質問された時のNG回答例

例文1

①アサヒ飲料(カルピス)
世界中どこにいてもいつでもカルピスを飲める環境を作りたいです。

留学中に利用していたカナダのスーパーマーケットに陳列されているカルピスを見て驚いたからです。

入社後は、発展途上国を中心にマーケットを開拓し、世界中の人にとって、カルピスをより身近な飲み物にしたいと考えています。

そのためにも、得意な英語を活かして、貴社の語学研修制度の活用と、日々の英語の学習で、海外に営業が出来る語学力を身につけます。

Point

実際に海外で商品を発見し、需要を確認できたという貴重な実体験がありますが、具体性に乏しい印象です。

世界中でカルピスのマーケットを開拓するために、何をしたいのかというところまで記載できれば、アピール度が飛躍的に高まります。

そうすれば、英語が得意という長所をさらに活かせるでしょう。

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②三井住友銀行
人々の豊かな生活に寄与したいと思っております。

仕事を通じて多くの人と社会を支えたいと考えました。

お金は、誰もが関わりを持ち、人々の生活に必ず必要なものであり、不安を抱えることが多いものです。
メガバンクは資産の大きさと幅広い金融商品・サービスがあるため、お客様がより安心できる、その人に適した金融商品を提案することができると考えています。

特に貴行では少数精鋭で、成長する環境が整っているため、いち早くプロの行員として活躍できる点が魅力的です。
貴行でなら私の夢が実現できると考えています。

Point

銀行向けの志望動機として、よく見かける内容になってしまっています。
社会を支えたいという意欲の高さは感じますが、具体性に乏しい印象です。

この企業が強みとして持っているものや、独自の取り組みについて言及し、いかに自分と合致しているかを、もっと詳しく書けると、より熱意が伝わる志望動機になるでしょう。

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③JR 東日本
社会への影響力が大きく、世の中をよりよくでき、地域との密着度の高い点に魅力を感じました。

就職することで初めて社会に影響をあたえることができるのだと考えています。

その為に自分の能力を十分に発揮し 社会に貢献できるところ で働きたいと思いました。
御御社は言うまでもなく、輸送人員や保有線路でも最大手であり、 大きな貢献ができそうな会社だと感じています。

また私の実家が地方であるということもあり、大学入学時まで電車といえば JR という環境で育ってきたというのも志望する理由の一つです。

Point

多くの人や社会へ貢献したいという熱意の高さは感じることができますが、具体性に乏しい内容になっています。

なぜ鉄道会社なのか。さらには、なぜJRなのか、東日本を選んだ理由も含めて、さらに情報を得て、内容を深めていくことが必要です。

志望するきっかけも大切な要素ですが、入社後にどんなことに取り組みたいかも具体的に記載する必要もあります。

本番前に面接力を診断してみよう

面接では、身だしなみ、自己PR、志望動機…様々な評価項目があります。どれか一つに大きな抜けがあると、内定を取るのが一気に大変になります。

思わぬ失敗を防ぐため、志望企業の本番の前に一度、「面接力診断」やっておきましょう。

面接力診断なら、24の簡単な質問に答えていくだけで、あなたの面接力のチェックができます。自己分析、企業理解…主要な分野におけるあなたの実力がレーダーチャートでわかります。

面接力診断で自分の足りないスキルを把握し、対策をしておくことで、万全の状態で本番に臨みましょう。