自己PRで笑顔を効果的にアピールするコツ5つ【例文あり】

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

自己PRで笑顔をアピールする学生は多いです。確かに、接客業や個人営業等では、笑顔は成果をあげるための武器になります。アピールするのは悪いことではありません。

しかし、笑顔をアピールする学生は非常に多く、何の戦略もなく笑顔をアピールすると、多くの学生の中で埋もれてしまいます。では、どうすれば魅力的な自己PRができるのでしょうか>

わかりやすい例文をもとに、笑顔を自己PRする時のコツを徹底的に解説いたします!

自己PRとはなんのため?

そもそも自己PRはどういう目的でするのでしょうか?
履歴書やエントリーシートがあれば、それで十分なのでは?と思う方も多いかもしれません。

企業が自己PRに求めていることは、既出の書類からは計り知れない応募者の人となりについて知ることにより、採用するに値する人物かどうかを判断するためです。

そのため、既に書いてあることを繰り返すだけでは十分ではありません。企業の方針や部署・業務などにマッチする人物かどうかを判断するために、採用担当者にとって必要な情報を追加で提供する場が自己PRなのです。

つまり、応募者にとっては、履歴書やエントリーシートに書ききれなかった自分の長所をアピールできる場となります。

自分を売り込む

自己PRは、「自分」という商品を企業に売り込む場です。提出積みの書類から、自分の長所を「察してもらおう」とするのはNGです。嘘をついたり、話を盛りすぎたりするのはよくありませんが、同じ商品でも、パッケージによって全く値打ちが変わって見えるように、「商品」が一番よく見えるように体裁を整える必要があることは、おわかりいただけるでしょう。

アピールポイントが「笑顔」なら、まずとびきりの笑顔で面接に備えることはもちろん、「笑顔」を通じて、自分の長所をいかにアピールできるかがポイントとなってきます。そのためには、自己分析して自分を知ることはもちろん、企業研究も欠かせません。

自分と企業のマッチングポイントをきちんと把握し、いかに自分が企業にとってなくてはならない人物なのか、どんな業務で役に立てるのかを論理的に語りましょう。

自己PR(笑顔)の例文

まず、細かいポイントを解説する前に、例文を読んでみましょう。例文を読んだ方が直感的に自己PRのコツが理解できると思います。例文を読んで、自己PRのポイントを押さえましょう。

自己PR(笑顔)の例文

例文

私の長所は、笑顔によってお客様の懐に飛び込む力です。

Point 「笑顔」だけだと、仕事にどう役立つかがイメージしにくい。笑顔+αの長所をアピールしよう

この力を発揮したのが、桃の行商販売のアルバイトをして、全店員の一日平均の2倍の売上を出した経験です。

Point 「笑顔で人と仲良く」だけだと弱いので、笑顔+αの能力で何らかの変化・成果を出せた経験をアピールしよう

人見知りの自分を克服したいと思い、叔父の縁故でこのアルバイトを始めることにしました。最初は、道行く人に話しかけるだけで怪訝な顔をされ、怖気づいてしまい、全く成果を上げられない日が続きました。このままではいけないと思い、以下の3つのことを心がけました。

  • 1.まず笑顔でお客様の警戒心を解くこと。笑顔をすると、自身の緊張もほぐれ、お客様に話しかけやすくなりました
  • 2.最初はやや高めの値段を提示し、お客様の反応を見ながら値引きをしていくことで「お得」感を提示する
  • 3.とにかく行動すること。声掛けをしなければ何も始まらないので、1日最低500人以上のお客様に声をかけるよう自身にノルマを貸した

Point どんな風に「笑顔」を活かして行動したのか?できるだけ詳しく説明しよう。あなたが笑顔で働く姿がイメージしやすくなり、アピールとしての魅力が増す

始めた当初はどれも上手くこなせませんでしたが、社長から「できるまではできる振りをしろ」と教えられ、その通りに実践し続けたところ、スムーズに行商ができるようになりました。

貴社においても、笑顔でお客様との信頼関係を築き、売上に貢献したいと考えております。

Point 笑顔は仕事に活かせることにしっかり触れてアピールを終える。

これを押さえればOK!自己PRの型

この自己PRは、以下の型にしたがって制作されています。この型を押さえて自己PRを構成するだけで、誰でも説得力のある自己PRがつくれるようになるでしょう。

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自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

笑顔あふれる人柄をアピールする方法を解説してきましたが、例文のような自己PRを書き上げる自信がないという方も多いはず。

そんな時は、「自己PR作成ツール」を活用してみましょう。

自己PR作成ツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、説得力のある自己PRが完成します。

自己PR作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

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1.「笑顔」だけでは採用されない!

例文

私の長所は、笑顔によってお客様の懐に飛び込む力です。

まず、注意するべき点があります。それは「笑顔が得意なだけの人を採用する会社はない」ということです。

会社が欲しいのは「会社のビジネスに役に立つ人材」です。ただ、笑顔が得意なだけでは採用されません。

採用されるには、「自分の『笑顔』という長所は、会社の役に立つものである」ことを証明しなければなりません。例文では「笑顔によってお客様の懐に飛び込む力」と、自分の笑顔がビジネスの役に立つものであると説明しています。

ただ「笑顔が得意」とアピールするのではなく「笑顔によって〜ができる」というところまで落としこむ必要があります。企業が欲しいのは「企業の役に立つ人」です。あなたの笑顔が「どう仕事に役に立つか?」という視点を持って自己PRをつくりましょう。

誰にでもできる笑顔とどうちがうのか

笑顔の人を目の前にして、笑わずにいることは難しいといいます。笑いの引き寄せ効果で思わず笑ってしまうことも。
しかし、笑い方によっては、笑っていない人の気分を害してしまうこともあるのも事実です。仕事上で笑顔が必要な場合、「正しい」笑顔が使えるかどうかは難しいところです。

また、ニッコリとするだけなら、誰にでもできます。そのため、もしも「笑顔」をセールスポイントにするならそれ以上に「何か」が必要となってくるわけです。「他の人の笑顔と自分の笑顔は違うんです!」とアピールしたいのなら、裏付けが必要です。

そのためには、「私の笑顔はこんなことが可能です!」といったエピソードを用意しましょう。

2.『笑顔』で何かの改善・解決をした経験を話そう

例文

私の長所は、笑顔によってお客様の懐に飛び込む力です。この力を発揮したのが、桃の行商販売のアルバイトをして、全店員の一日平均の2倍の売上を出した経験です。

ただ、「私は笑顔で人との信頼関係を構築できます」といっても、説得力がありません。あなたの笑顔が役たつものであることを証明するために、「持ち前の笑顔によって、何かを解決・改善した経験」を話しましょう。

例文のように、「笑顔を使って成果をあげたエピソード」があれば、あなたのアピールが説得力を持ちます。

あなたが笑顔を使って、何かの問題を解決・改善した経験をエピソードとして伝えましょう。

どのように発揮してどうなったのか

第一印象が、その後の出来事の判断に影響をおよぼし、バイアスがかかった状態で判断されることを、心理学で「ハロー効果」と呼びます。つまり、第一印象がよければ、その良いイメージがずっと続く、ということです。

最初に与えられた情報が、後の情報に大きく影響を及ぼすことを、心理学で「初頭効果」と呼びます。

つまり、第一印象がよければ、その良いイメージがずっと続く、ということです。

特別な笑顔でよい第一印象が与えられることにより、お客様に企業に対してよいイメージを持ってもらえる、商品にプラスイメージを持ってもらえる、などの効果があれば「笑顔」は強い武器となり得ます。その際は、「その笑顔の効果でどうなったのか」まで説明する必要があります。

笑顔で状況が改善したり、問題が解決した際は、そこで終わりではなく、「そこからどうなったのか?」「それで仕事にはどう役に立ったのか?」まで、業務でどう「笑顔」を活かすことができるのか、説得力のある理由が期待されます。

3.行動・工夫をできるだけ具体的に伝える

例文
  • 1.まず笑顔でお客様の警戒心を解くこと。笑顔をすると、自身の緊張もほぐれ、お客様に話しかけやすくなりました
  • 2.最初はやや高めの値段を提示し、お客様の反応を見ながら値引きをしていくことで「お得」感を提示する
  • 3.とにかく行動すること。声掛けをしなければ何も始まらないので、1日最低500人以上のお客様に声をかけるよう自身にノルマを貸した

笑顔をアピールする学生は、おそらく『何らかの人間関係を改善した話』か『接客アルバイトで成果をあげた話』をアピールしていると思います。

そのエピソードの中で、あなたが成果をあげるために行った行動・工夫をできるだけ具体的に伝えてください。

例文のように、「自分なりの接客のコツ」「自分なりの信頼関係のコツ」が書いてあると、その人の長所がイメージしやすい自己PRになります。

ただ、「相手の気持ちを考えて行動し〜」のような抽象的な表現からは、何も伝わりません。成果をあげるために、あなたが行った行動・工夫をできるだけ具体的に伝えてください。

「笑顔」が作用したこと

笑顔の人を見ると、自然と笑顔が出る人がほとんどです。笑顔で接客することにより、「お客様の警戒心が解けた」「商品を気に入ってもらえた」「クレームに対する怒りが解けた」など、様々な作用が期待されます。また、介護・看護などの場合、「気持ちが楽になった」「痛みがやわらいだ気がする」などの効果も期待されます。

しかし、時には「笑うとは失礼だ!」「不真面目だ!」と気分を害されてしまうこともあります。笑顔をポジティブに作用させるために、どういった努力をしているのか、どんな点に気を付けているのか、などをできるだけ具体的に語ることにより、どのように共感を得られる「笑顔」を作り、どう仕事に活かすことができるのかをアピールしましょう。

4.笑顔が仕事にどう活かせるか?を語ること

例文

貴社においても、笑顔でお客様との信頼関係を築き、売上に貢献したいと考えております。

企業が採用したいのは「企業の役に立つ人材」です。お金をかけて採用するわけですから、企業のビジネスに利益をもたらしてくれる人を雇いたい、これは当たり前のことですよね。

『笑顔』という長所をアピールするだけでは「それがどう会社の役に立つのか」がいまいち伝わりません。だから、「笑顔を会社の仕事にどう役立てるか」まで自己PR内でしっり言及しましょう。

例文のように、自分の笑顔がどう仕事に役立つか?を説明すれば、効果的な自己PRになります。

5.「話し方」にも気を配ること

面接で「笑顔」を自己PRするときは、伝え方・話し方にも気を配りましょう。というのも、

わ…わたしの長所は…この笑顔です…

では何の説得力もないからです。大きなハキハキとした声で、自己PRができるよう練習を重ねてください。面接時の音声をスマートフォンで録音しておいて、後で聞くと、自分の声がどうなっているかがわかります。あまり褒められた行為ではありませんが、非常に効果的な確認法なので、是非試してみてください。

緊張時に笑顔を作るコツ

セールスポイントが「笑顔」と言いつつ、緊張で笑顔が作れないのでは全く説得力がありません。緊張しても顔がこわばることなく笑顔でいられるようにするためには、ちょっとしたコツが必要です。

まずは、なるべく緊張しないようにするためのセルフコントロールです。次に、緊張していても口角を少し上げることができるように練習しましょう。

座る際は、椅子には深く腰かけず、背もたれは使わずに背筋を伸ばし、肩の力を抜き、手は膝の上に置きます。目線は相手の目、もしくは目と目の間あたりを見るようにしましょう。ここまでの一連の動作ができたら自然と笑顔が作れるように練習するのです。家での練習では口に箸を加えたりして、笑顔を作る練習もしてみましょう。

「しっかり練習したから大丈夫」と自信を持つことも大切です。身体がリラックスできれば、笑顔も自然と出てきます。「笑顔」を自己PRの一つとして使うなら、是非、試してみてください。

自分の強みは本当に「笑顔」なのか、自己分析ツールで確認しよう

『笑顔』を自己PRする人の中には、自分の強みを勘違いしている人もいます。強みを勘違いしていると自己PRは上手くいきません。

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My analyticsで、あなたの強みが本当に『笑顔』なのか確認してみましょう。もしかすると、思っていたものとは違う強みも発見できるかもしれません。

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