簡単!履歴書の「得意な科目・得意な学科」欄の書き方【例文あり】

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履歴書の得意科目(得意な科目)欄って、意外と何を書けばいいかわからず、困りませんか?

素直に「得意科目 社会」と書いていいのか、それとも大学の専攻科目を書くべきか…迷いますよね。

そこで、「企業は得意科目の欄から何を見ようとしているのか」「人事担当から好意を得られる得意科目の書き方」を徹底的に解説していきます。

得意科目の欄は何のためにあるのか?

さて、そもそも「得意科目」の欄は何のためにあるのか?企業は得意科目欄から何を読み取ろうとしているのか?を考えていきましょう。

意外と重視されている「得意科目」

リクルートが企業に行った「新卒採用において重視する項目は何か?」を聞いたアンケートによれば、「大学で身につけた専門性」を重視する企業は全体の23.8%にのぼります。

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23.8%というと、「少ない」と感じるかもしれません。しかし、所属クラブサークルを重視するのが11%、海外経験を重視する企業が5%…という数字と比較すると、大学で身につけた専門性が意外と重視されているのがわかると思います。

履歴書において「大学で身につけた専門性」を測れるのは、「得意科目」の欄ですよね。そう、企業は履歴書の「得意科目」欄から、「その学生が学業を通して身につけた専門性」を見ようとしているのです。

学生が頑張ってアピールする「ボランティア経験」「サークル」のような内容よりも専門性が重視されていることを考えれば、「得意科目欄」は意外と侮れない欄なのです。

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履歴書の得意科目の書き方の3つのポイント

履歴書を書く際には「その項目について、面接で質問された時に、上手くアピールにつなげられるか」を考える必要があります。履歴書は、書類選考の材料というだけでなく、面接官向けの資料でもあるからです。

だから、面接で質問された時に「大学/大学院で身につけた専門性」をアピール出来るように、得意科目を書いていきます。具体的には以下の3つのポイントを意識してください。

文章で書く?箇条書きで書く?

得意科目の書き方として、文章で書くべきか箇条書きで書くべきか悩むこともあると思います。
記載する欄のスペースに余裕があるなら、文章で自分の得意科目を書くことで、入社へのアピールができます。

スペースに限りがあったり、得意科目が複数ある場合は、箇条書きで書きましょう。

文章で書く際は、結論から書くように心がけてください。

例文

結論(○○が私の得意科目です)→得意な理由・具体例→仕事で役立つ面

の順番で記載ができれば、自身の長所として相手の印象に残りやすくなります。

箇条書きで書く場合は、得意科目名のみを記載するのではなく、英語(TOEIC800点を取得し、英会話にも自信があります)など、得意となる根拠が示せれば、しっかりとしたアピールポイントになるでしょう。

また、1つに限定せず、複数記載ができれば、長所を複数アピールすることもできます。

1.「好き」ではなく「専門性」をアピールできる科目を書く

よく就活生にいるのが「得意科目 世界史」と単純に好きな科目や、高校時代得意だった科目を書いてしまう人。

しかし、単に好きな科目、高校レベルで得意だった科目を書いても、「大学/大学院で身につけた専門性」はアピールできません。好きな科目ではなく、専門性をアピールできる内容を書く必要があります。

例文1

①自動車メーカーを想定私の得意科目は英語です。
会話には特に自信があります。
中学時代から英語が好きでしたが、大学の授業で初めてネイティブの先生と対峙した際に
思ったように聞き取りができず、苦労しました。

このままでは在学中に希望している留学という目標をかなえられないと考え、以下の取り組みを行いました。

  • 1日最低でも1時間はTOEICの勉強を行う。
  • 大学にあるイングリッシュラウンジに毎日顔を出す。
  • 現地の方々とSkypeを利用して英語で会話を行う。

上記の取り組みを行った結果、自信を持って留学に行きました。

現地での友人もたくさんできましたし、帰国後に受けたTOEICでは、800点を取得することができました。
海外との取引が多い貴社で、営業職として英語力を活かし、貴社の製品を世界中のお客様に広めていきたいと思います。

英会話が得意という点を過去の経験を元にうまくアピールできている例文です。

例文2

②金融業界の営業を想定

私の得意科目は会計学です。

元々数学は得意だったのですが、経済学部で会計学や簿記の授業を学び、
数字から企業を分析する事に興味が湧き、現在のゼミに所属しています。

昨年は日商簿記の2級を取得できました。

今後も研鑽を続け、営業職として、担当する企業を財務諸表から研究を行ったりと、数字で根拠を確かめつつ、潜在するニーズもつかんだ提案できるようになりたいと考えています。

会計学の専門性についてアピールする際に、根拠として簿記の資格を取得している点が面接官に納得感を与えることができるでしょう。

例文3

③卸売業を想定
私の得意科目は国語です。
元々本を読むことが好きなので、文学が好きです。

少なくとも1週間に1冊の本を読むように心がけています。

私見やアルバイトの後などは電車で眠りそうになることもありましたが、続けた結果、継続力と教養はもちろん、物事を見る視野が広がったように思います。

それらの力は、貴社に入社しても、得意先である小売業や消費者の方々の立場を理解することなどで、活かすことが出来ると思います。

努力をしてきた過去の経験をもとに、志望する企業でどのように活かしていくかが具体的で面接官に好印象を与えられるでしょう。

スペースに限りがあり、一行or箇条書きで書くときは?

履歴書の得意科目記入欄で、専門性をアピールする際にスペースに限りがある場合は

  • 機械工学 〇〇学科
  • 会計学 〇〇分野 など

志望する企業の業務の中で、どの分野に貢献できるかが簡潔に作成すると良いでしょう。
面接官から質問されることがあるので、詳しく答えられる得意科目を選択しましょう。

2.大学の専攻科目を書く

ゼミ等で専攻した主要専攻・副専攻の内容を書くと、専門性をアピールできます。たとえば、

南米文学(ガブリエル・ガルシア=マルケス等)
社会心理学(卒業論文 リーダーのフィードバックが組織に与える影響)
独占禁止法(国際M&Aと企業結合審査について)

このように、大学時代に主要専攻として履修した科目の内容をできるだけ詳しく書きましょう。

ただ、単に「社会心理学」と抽象的に書くのではなく、「教育心理学(卒業論文 子供の自制心を育むには)」「社会心理学(企業広告におけるネガティブアプローチについて)」と、「卒業論文」や「特に力を入れて研究した内容」を書き添えておきましょう。具体的に書いた方が面接官の興味を引けるからです。
あなたの専攻科目は、面接官よりもあなたの方が専門家です。質問されれば自信を持って語ることができ、自分の専門性や学業に取り組む真面目さをアピールできます。

面接官からの質問を引き出せるように、得意科目の欄は「社会心理学(企業広告におけるネガティブアプローチについて)」のように、具体的に記述してください。

例文1

行動心理学
心理学の科目に興味があったため幅広く履修しましたが、実験データを元にして、人の心理を読み解いていくスキルがあることを知り、将来ビジネスにも役立つと考え、専攻にしました。中でも私は行動心理学に最も力を入れました。

行動心理とは、人がなぜそのような行動をするのか、その根拠を知っていく学問です。

消費者の動向や気持ちを読み取り、数あるデータを統計分析する手法はマーケティングにも役立つと考えています。

卒業論文では、○○市における消費者の行動心理をテーマに取り上げて、人口や年齢層を中心に分析し、今後の需要が伸びる層を明らかにする予定です。

行動心理学が志望する企業や職種で、どのように貢献していけるのかが簡潔にわかりやすい例文です。

例文2

建築における住環境デザイン

1年時に日本建築史を学びました。
授業で取り上げられた建築物を自分の目で見る中で住宅に興味を持ち、住環境デザインをテーマに研究しています。

建築は,住宅に始まって住宅に終わると言われています。住空間の計画とその特徴は、単に個人の好みに任されるものではなく,
地域の意見や行政の方針にも合わせる必要があります。

優れた建築は、その枠組みの中で創出されますが,結果的に 街や人々の生活を豊かなものに変えます。

今後は、住環境と街の特性を分析し、街の将来の発展性にも言及できるようにしていきたいと思っています。

学んできた住環境デザインをどのように業務に活かすかが明文化されていて、面接官に伝わりやすい書き方でしょう。

3.得意な語学・科目を書く

「ゼミに所属していない」という人は、得意な語学や科目を書いておきましょう。資格欄にかけるようなレベルでなくても構いません。

フランス語(日常会話レベル)

と、書くだけでも印象は良くなります。また、業務に関連がありそうな科目(たとえば、金融志望者なら会計学など)を授業でとっていると、アピールにもなるでしょう。

英語について、得意科目として記載した場合に、以下のような質問が想定されます

  • ①英語を学んでいく中で、どのような苦労があったか?
  • ②入社後は英語をどのように活かして活躍をしていきたいか?
  • ③英語ができるようになって、今までと変化した点はあるか?

いずれにしても、得意なものを自分の長所として、入社後に成果を出すことが大切です。
英語を活かして、いかに活躍ができるかをアピールするためにも、志望する企業でどのように活かせるかを想定しておきましょう。

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得意な科目がない場合の対処方法

得意な科目がないと感じる場合があると思います。その際は以下の2点を元に作成してみましょう。

    • ①優秀な成績をとった科目の中から探す

得意な科目が浮かばない場合は、まず成績表の中から優秀な成績の科目を探してみましょう。
その成績は大学の教員から評価されているものなので、得意科目と考えることができます。
試験のために勉強したことや、作成したレポートの内容から、自分自身で面白いと思っていたもの、手ごたえを感じていたことを思い出す可能性が高いです。

  • ②友人に相談する

自分1人で考えていても、得意な科目が浮かばないときは、友人に相談してみましょう。
一緒に受講した授業や、あなたと取り組んだ課題、あなたが相手にアドバイスしたことなど、自分自身で考えつかなかった視点からヒントをもらうことができることがあります。

この記事のまとめ

  • 「好きな科目」ではなく、自分の専門性をアピールできる科目を書こう
  • 大学の専攻科目を書いておくのが無難(卒業論文や研究テーマを横に書き添えておくとわかりやすい)
  • ゼミに所属していない人は、得意な語学などを書いておく(
  • 授業で志望企業の業務と関連のある科目をとっているなら、その科目を書くのも手

得意な科目は「それで内定の合否が決まる」ものではありません。なので、神経質にならなくても良いでしょう。

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